【 演習問題02 】
問題3
[ 1 ]
屋上のアスファルト防水のコンクリート下地について、防水施工前に確認すべき事項を3つ記述せよ。
[ 2 ]
壁紙張りの下地にシーラーを塗る目的を2つ記述せよ。
[ 3 ]
コンクリートにあと施工アンカーをして使用する金属拡張アンカー又は接着系アンカーについて、どちらか1つ選び、強度を確保するために施工上留意すべき事項を2つ記述せよ。
[ 4 ]
鉄部の亜鉛めっき面に塗装する場合、素地ごしらえの中で行う処置を2つ記述せよ。
解答例
[ 1 ]
防水施工前の確認事項を3つ記す。
①下地コンクリート面の凹凸の状態の確認。
②下地コンクリートの亀裂の状態の確認。
③下地コンクリートの含水率の確認。
[ 2 ]
下地処理としてのシーラー塗布の目的を2つ記す。
①壁紙の接着性の向上を目的とする。
②表面仕上げ面の平滑性の確保を目的とする。
[ 3 ]
( 1 )金属拡張アンカーの施工上の留意すべき事項を2つ記す。
①ドリル径とせん孔深さの確認。
②打音試験またはトルク値による支持強度の確認
( 2 )接着系アンカーの施工上の留意すべき事項を2つ記す。
①接着剤の流動性の確認。
②接着剤の充填状態の確認。
[ 4 ]
鉄部の亜鉛めっき面の素地ごしらえの処置を2つ記す。
①表面の油類の付着成分を石けんと水で洗い流す。
②エッチングプライマーまたはウォッシュプライマーを塗布する。
問題4
[ 1 ]
外壁のタイル張り工事において、コンクリート面に下地モルタルを塗る場合、モルタルの剥離防止のための対策を、下地コンクリート面の処理と、下塗りモルタルについて具体的に記述せよ。
ただし、コンクリートの寸法精度は良好で豆板などはないものとする。
[ 2 ]
シーリング工事において、次にあげる外部の被着体に最も適したシーリング材の種類を、目地周辺を汚染させないことも考慮して、記入せよ。
解答例:
塗装仕上げを行うコンクリート打継ぎ目地
→ 1成分形ポリウレタン系
①動きの大きい金属カーテンウォール
のパネル目地
②湿式工法の石張りの目地
[ 3 ]
集合住宅の戸境壁に、せっこうボードを用いた大臣認定の乾式遮音耐火間仕切壁を施工する場合、遮音性能を確保するための施工段階の留意事項を2つ記述せよ。
解答例
[ 1 ]
下地コンクリート面の処理と、下塗りモルタルについて具体的に記す。
①下地コンクリート面の表面のレイタンスは、デッキブラシなどで水洗いして十分に除去する。
②下塗りモルタルとして、厚さ7mm程度を下地コンクリートに適度の湿りを与えて塗り付ける。
[ 2 ]
シーリング材の種類と名称を記述する。
①動きの大きい金属カーテンウォールのパネル目地には、2成分形変成シリコーン系シーリング材を用いる。
②湿式工法の石張りの目地には、2成分形ポリサルファイド系シーリング材を用いる。
[ 3 ]
集合住宅の戸境壁について(告示1827号(昭和45年))の施工段階の留意事項を2つ記す。
①せっこうボードの厚さは12mm以上であることを確認する。
②せっこうボードの継目をすき間なく張付けるか、継目処理工法を用いる。
問題5
[ 1 ]
露出アスファルト防水工事の完成時に確認する項目を箇条書きで3つ記述せよ。
[ 2 ]
張り石工事における石材製品検査時に確認する項目を箇条書きで2つ記述せよ。
[ 3 ]
建具工事において、アルミニウム製建具の性能項目を気密性以外で2つ記述せよ。
解答例
[ 1 ]
露出アスファルト防水工事の完成時に確認事項を3つ記す。
①ふくれ、浮きなどの異常の有無の確認。
②水はけの良否と、水溜の有無の確認。
③防水層立上がり端部押え金物の適・否およびコーキングの適・否の確認。
[ 2 ]
石材製品検査時に確認事項の2つ記す。
①石の形状、寸法の確認。
②石材の欠陥の有無、色合い、仕上り状態の確認。
[ 3 ]
アルミニウム製建具の性能項目を気密性以外で2項目を記す。
①耐風圧性
②水密性