1級建築施工管理技士
学科対策 過去問題【 重要ポイント 】
3.施工(躯体工事)
2° 仮設工事
2-3 その他の足場等
下記の正誤を判断せよ。
(その他の足場)
①移動式足場は、控枠(アウトリガー)なしとし、幅1.2m、高さ 1.7mの建枠を3段重ねて組み立てて使用した。
答え
×
[ 解説 ]
安全基準の高さと幅の関係式は
H≦ 7.7 L – 5
(厚生労働省による技術上の指針)であり、
L = 1.2m なので、
安全な高さは
7.7 × 1.2 – 5 = 4.24m
となるが、
設問の移動式足場の高さは
H = 1.7 × 3 + 0.3( 脚輪高さ)= 5.4m
となり、使用できない。
②単管を用いた棚足場の組立のおいて、3層3スパン以内ごとに水平つなぎ、斜材等を設け一体化した。
答え
◯
③脚立足場において、足場板を脚立上で重ね、その重ね長さは 20㎝以上とした。
答え
◯
[ 解説 ]
脚立の脚と水平面との角度を 75度以下とし、かつ、折りたたみ式のものにあっては、脚と水平面との角度を確実に保つための金具を備える。
④架設通路において、墜落の危険のある箇所に、高さ 85㎝の手すりを設けた。
答え
◯
⑤架設通路において、登りさん橋の高さが16mであったので、地盤面からの高さ 8mの位置に踊場を設けた。
答え
×
[ 解説 ]
建設工事に使用する高さ 8m以上の登り桟橋には、7m以内ごとに踊り場を設ける。
⑥架設通路において、こう配が18° であったので、踏さんを設けた。
答え
◯
[ 解説 ]
架設通路において、勾配は30度以下にする。ただし、階段を設けたもの又は高さが2m未満で丈夫な手掛を設けたものはこの限りでない。
⑦移動はしごは、幅が 30㎝のものを用いた。
答え
◯
⑧深さが 1.4mの箇所で作業を行うので、昇降するための設備は設けなかった。
答え
◯
⑨高さ 5m の作業構台の床材間のすき間は 4㎝以下とした。
答え
×
[ 解説 ]
高さ2m以上の作業床は、つり足場の場合を除き、幅は40㎝以上とし、床材間のすき間は、3㎝以下とする。