学科 施工管理法 工程管理 2-1 工程計画及び工程表

1級建築施工管理技士
学科対策 過去問題【 重要ポイント 】

5 施工管理法
2° 工程管理

2-1 工程計画及び工程表
下記の正誤を判断せよ。
①工程計画の準備として、工事条件の確認、工事内容の把握及び作業能率の把握などを行う。

答え

  ◯

②工事を行う地域の労務や資材の調達状況、天候や行事、隣接建造物の状況などを考慮する。

答え

  ◯

③算出した工期が指定工期を超える場合、クリティカルパス上に位置する作業を中心に、作業方法の変更、作業者の増員、工事用機械の台数や機種の変更などの検討を行う。

答え

  ◯

④基本工程を最初に立て、それに基づき順次、詳細工程を決定する。

答え

  ◯

⑤各作業の日程計画を立て、次に手順計画を決定する。

答え

   ×

[ 解説 ]
工程を立てるにあたっては、数量や仕様を確認して仕事の順序を明らかにして手順を決定後、その手順に沿って各作業の日程を決定して工期を計算するのが一般的である。

⑥工期が指定され、工事内容が比較的容易でまた施工実績や経験が多い工事の場合は、積上方式(順行型)を用いる。

答え

   ×

[ 解説 ]
工程計画の立案には、大別して積上げ方式(順行型)と割付方式(逆行型)とがあり、一般には工期が制約されているので、積上げ方式とは逆に、竣工期日から各工種の工期を定めていく割付方式を採用する場合が多い。

⑦同一設計内容の基準階を多く有する高層建築物の工事においては、タクト手法などを用いる。

答え

  ◯

⑧工期の調整は、工法、労働力、作業能率及び作業手順などを見直すことにより行う。

答え

  ◯

⑨マイルストーンは、工事の進捗を表す主要な日程上の区切りを示す指標であり、掘削開始日、地下躯体完成日、防水完了日等が用いられる。

答え

  ◯

工程計画を立案するに当たっての、検討項目の一般的な手順

 対象の全体工事を有意義に管理できる程度の部分工事に分解する。
①部分工事相互の順序を組み立てる。

②部分工事ごとに施工法を明らかにし、必要とする資材作業量、機械等を決める。

③部分工事に要する施工期間予算を検討する。

④全工程を通して、作業量の均等化をし、投入資源の平準化をする。

⑤部分工事が全工期の中に納まるように調整するとともに、全体の予算を決定する。

工程管理における進捗度管理の一般的な手順

工程表によって進捗の現状を把握する。

①工程会議などで遅れの原因がどこにあるかを調査する。

②遅れている作業の工程表の作成や工程表によって余裕時間を再検討する。

③作業員の増員、施工方法の改善等の遅延対策を立てる。

学科施工管理法 工程管理 2-2 工程表

1級建築施工管理技士
学科対策 過去問題【 重要ポイント 】

5 施工管理法
2° 工程管理

2-2 工程表
下記の正誤を判断せよ。
①工程表は、休日及び天候等を考慮した実質的な作業可能日数を算出して、暦日換算を行い作成する。

答え

  ◯

②バーチャート工程表は、ネットワーク工程表に比べて作業の手順が漠然としており、遅れに対する対策が立てにくい。

答え

  ◯

[ 解説 ]
バーチャート工程表は、作業間の関連が示されないので、クリティカルパス明確になりにくい

③バーチャート工程表は、他の工種との相互関係、手順、各工種が全体の工期に及ぼす影響等が明確でない。

答え

  ◯

④山積工程表における山崩しは工期短縮に用いられる手法である。

答え

   ×

[ 解説 ]
山積工程表における山崩しは、日程計算でわかっている作業の余裕日数を利用して、いくつかの作業の開始を遅らせることによって平均化をはかるものである

⑤Sチャートは、工事出来高の累計を縦軸に、工期の時間的経過を横軸に表示するものである。

答え

  ◯

⑥Sチャートは、直感的に予定と実施とを対比でき、一般に資源配分法として使用する。

答え

   ×

[ 解説 ]
資源配分手法は、日々の資源山積み量を求めて、その凹凸を調べ、凸の期間における作業の開始日を遅らせ、全体の資源量を平準化するもので、Sチャートとは異なる

⑦Sチャートは、工事の遅れが一目で速やかに把握でき、施工計画で定めた工程の進捗状況がよくわかる。

答え

  ◯

⑧Sチャートにおいて、グラフの曲線の傾きが水平になると工事が進んでいないことを示す。

答え

  ◯

⑨Sチャートにおいて、実績の出来高の累積値がバナナ曲線の内にある場合は、工程の遅れを示す。

答え

   ×

[ 解説 ]
Sチャートの計画曲線の上下に設ける許容限界線で囲まれた範囲の形がバナナに似ていることからバナナ曲線をいわれる。実績の工事出来高が曲線内にある場合は、工程は計画通りに進行している



  

⑩集合住宅の仕上工事は、各種専門工事の一定の繰り返し作業となるので、タクト手法では管理できない。

答え

   ×

[ 解説 ]
タクト手法は、同一設計内容の基準階が多い高層建築物の工事に適しており、集合住宅等の仕上工事の工程計画手法として適している

【関連】
●設定したタクト期間では終わることができない一部の作業の場合、作業期間をタクト期間の2倍又は3倍に設定する。

●各作業の進捗が密接に関連しているため、1つの作業の遅れは全体の作業を停滞させる原因となる。

●作業の進捗にしたがって生産性が向上するため、工事途中でタクト期間を短縮又は作業者の人数を削減する必要が生じる。

学科施工管理法 工程管理 2-3 ネットワーク工程表

1級建築施工管理技士
学科対策 過去問題【 重要ポイント 】

5 施工管理法
2° 工程管理

2-3 ネットワーク工程表
下記の正誤を判断せよ。
①ネットワーク工程表は、数多い作業の経路のうちで、その経路が全体の工程を最も強く支配するか、あらかじめ確認することができる。

答え

  ◯

[ 解説 ]
ネットワーク工程表は、全体の出来高が一目では判りにくいので、目的や規模等によっては、一目で概略が判りやすいバーチャート工程表併用することが望ましい。

②コンピューターを使用すれば複雑な工程表を作成しやすい。

答え

  ◯

③工程上の要となる作業が明らかになるので、重点管理が可能になる。

答え

  ◯

④クリティカルパスは、必ずしも1本とは限らない。

答え

  ◯

⑤クリティカルパス以外の作業でも、フロートを消費してしまうとクリティカルパスになる。

答え

  ◯

⑥フリーフロートは、その作業の中で使うと、後続作業に影響を及ぼす。

答え

   ×

[ 解説 ]
フリーフロートは、後続作業の最早開始時刻に全く影響を与えない余裕時間であり、その作業の中で使い切っても後続作業のフロートに全く影響を与えない

 

⑦トータルフロートは、フリーフロートからディペンデントフロートを引いたものである。

答え

   ×

[ 解説 ]
トータルフロートは当該作業の最遅終了時刻(LFT)から当該作業の最早終了時刻(EFT)を差し引いて求められる



関連)
ディペンデントフロートは、後続作業のトータルフロートに影響を与えるフロートである。

⑧トータルフロートが0の作業をつないだものが、クリティカルパスである。

答え

  ◯

⑨トータルフロートが0ならばディペンデントフローも0である。

答え

  ◯

⑩フリーフロートが0ならば、トータルフロートも必ず0である。

答え

   ×

[ 解説 ]
フリーフロートは、ある作業を最早開始時刻でスタートし、後続の作業も最早開始で始めたとき、後続の作業に全く影響を与えない余裕をいうので、トータルフロートは0になるとは限らない。フリーフロートはトータルフロートより小さいか同じになる。
関連)
結合点に入る作業が1つだけの場合は、その作業のフリーフロートはとなる。

⑪バーチャート工程表に比べ、少ない労力で作成できる。

答え

   ×

[ 解説 ]
ネットワーク工程表は、バーチャート工程表に比べ、作成には手法の知識と多くデータが必要で、多くの労力を必要とする
(関連)
バーチャート工程表に比べ、各作業の順序や因果関係が明確になり、工事手順の検討ができる。

学科 施工管理法 工程管理 2-4 ネットワーク工程表

1級建築施工管理技士
学科対策 過去問題【 重要ポイント 】

5 施工管理法
2° 工程管理

2-4 ネットワーク工程表
それぞれのネットワーク工程表に関する記述として
下記の正誤を判断せよ。

①作業⑦ → ⑧の最早開始時刻は、18日である。

答え

  ◯

②作業⑤ → ⑦のフリーフロートは、0日である。

答え

  ◯

③クリティカルパスは、所要工期が34日のルートである。

答え

  ◯

[ 解説 ]
クリティカルパスの経路は
① → ② → ④ → ⑤ → ⑦ → ⑧ → ⑨ → ⑩

④作業⑥ → ⑨のトータルフロートは、2日である。

答え

   ×

[ 解説 ]
作業⑧ → ⑨が27日で、作業⑥ → ⑨ が23日なので、トータルフロートは、4日である

⑤所要工期は、34日である。

答え

  ◯

[ 解説 ]
クリティカルパスの経路は
① → ② → ④ → ⑤ → ⑦ → ⑧ → ⑨ → ⑩

⑥作業⑥ → ⑨のトータルフロートは、2日である。

答え

   ×

[ 解説 ]
作業⑥ → ⑨のトータルフロートは、27ー(16+7)=4日である

⑦作業⑦ → ⑧の最早開始時間は、18日である。

答え

  ◯

⑧作業⑤ → ⑦のフリーフロートは、0日である。

答え

  ◯

参考】ネットワーク工程表(文章のみで出題の例)
次の条件の建築工事の所要工期を求める。ただし、(  )内は各作業の所要日数である。

[条件]
①作業A(6日)、作業B(7日)は、同時に着工する。
②作業C(8日)は、作業A、Bが完了後着工できる。
③作業D(4日)、作業E(9日)は、
作業Bが完了後着工できる。
④作業F(8日)は、作業C、Dが完了後着工できる。
⑤全工事は、作業E、Fが完了したとき終了する。
→ 設問の条件を入れると、
下記のネットワーク工程表となる。

クリティカルパスによる所要工期は、
B → C → F で23日となる。

学科 施工管理法 品質管理 3-1 品質管理に関する記述

1級建築施工管理技士
学科対策 過去問題【 重要ポイント 】

5 施工管理法
3° 品質管理

3-1 品質管理に関する記述
下記の正誤を判断せよ。
①目標品質を得るための管理項目を設定し、次工程に移行してもよい基準としての管理値を明示する。

答え

  ◯

②品質管理は、品質計画の目標のレベルにかかわらずち密な管理を行う。

答え

   ×

[ 解説 ]
品質管理は、全ての品質について同じレベルで行うよりは、重点指向により重点的な管理等を行うことが要求品質に合致したものを作ることにつながる。

③品質管理計画においては、設計品質を確認して重点的に管理する項目や管理目標を設定し、管理目標は可能な限り数値で明示する。

答え

  ◯

④品質管理を組織的に行うためには、品質管理活動に必要な業務分担、責任及び権限を明確にする。

答え

  ◯

⑤発注者が要求する基本的な品質には、一般的に、建築物の仕上がり状態、機能や性能などがある。

答え

  ◯

⑥品質計画には、施工の目標とする品質、品質管理及び体制等を具体的に記載する。

答え

  ◯

⑦確認が必要な項目は、品質管理計画に基づき、試験又は検査を行う。

答え

  ◯

⑧品質の目標値を大幅に上回る品質が確保されていれば、優れた品質管理といえる。

答え

   ×

[ 解説 ]
品質の目標値を大幅に上回る品質は、過剰品質で優れた品質管理とはならない。最小のコストで目標値を確保することが最良の管理となる。

日本工業規格(JIS)に規定する品質管理の用語

・偏差とは、測定値からその期待値を引いた差である。

・標準偏差とは、分散の正の平方根で、値が大きいと測定値のばらつきが大きく、小さいと測定値のばらつきが小さいことを示す。

・標準とは、関係する人々の間で利益又は利便が公正に得られるように統一及び単純化を図る目的で定めた取決めである。

・交差とは、許容限界の上限と下限の差である。

・レンジとは、計量的な観測値の最大値と最小値の差である。

・許容差とは、許容限界の上限と下限の差である。

・かたよりとは、観測値・測定結果の期待値から真の値を引いた差である。

・ばらつきとは、観測値・測定結果の大きさがそろっていないこと、又はふぞろいの程度である。

・誤差とは、観測値、測定結果から真の値を引いた値である。

・管理限界とは、工程が統計的管理状態にあるとき、管理図上で統計量の値がかなり高い確率で存在する範囲を示す限界をいう。

・層別とは、母集団をいくつかの層に分割することである。

・母集団の大きさとは、母集団に含まれるサンプリング単位の数である。

・抜取検査方式とは、定められたサンプルの大きさ、及びロットの合格の判定基準を含んだ規定の方式である。

学科 施工管理法 品質管理 3-2 品質管理に関する記述

1級建築施工管理技士
学科対策 標準問題【 重要ポイント 】

5 施工管理法
3° 品質管理

3-2 品質管理に関する記述
下記の正誤を判断せよ。
①材料、部材、部品の受入れ検査は、種別ごとに行い、必要に応じて監理者の立会いを受ける。

答え

  ◯

②不良の再発防止のため、品質管理の実施に当たっては、プロセス管理より、試験や検査に重点を置いた管理とする。

答え

   ×

[ 解説 ]
不良の再発防止のためには、試験や検査に重点を置くより、作業そのものを適切に実施する方が重要であり、プロセス管理重点を置いた管理をする

③記録については、どのような記録を作成し、保管すべきかを品質管理計画段階で明確にする。

答え

  ◯

④検査の結果に問題が生じた場合には、適切な処理を施し、その原因を検討し再発防止処置を行う。

答え

  ◯

⑤品質に及ぼす影響では、計画段階よりも施工段階で検討する方がより効率的である。

答え

   ×

[ 解説 ]
品質管理は、品質に与える影響が大きい上流管理(生産工程の上流でできるだけ手を打つこと)を行うことが望ましく、施工段階より計画段階で検討する方が効果的である

⑥品質管理では、出来上がり検査で品質を確認することよりも、工程で品質を造り込むことを重視する。

答え

  ◯

⑦品質を確保するためには、工程の最適化を図るよりは、検査を厳しく行う方がよい。

答え

   ×

[ 解説 ]
品質は、工程で造り込むのがよく、工程の最適化を図ることが望ましい。検査に重点をおく品質管理は、手直しを必要とする等適切な管理にはならない。

⑧適正な工程が計画できたら、作業が工程どおり行われているかどうかの管理に重点をおく。

答え

  ◯

⑨建設業においては、設計者と施工管理会社及び専門工事会社の役割分担を明確にして品質管理を行う。

答え

  ◯

⑩ 品質保証活動とは、広くとらえれば営業・企画・設計・見積・契約・施工・保全に関する全活動である。

答え

  ◯

【施工品質管理表(QC工程表)の作成】

工種別又は部位別に作成し、品質確認の作業の流れに沿って、材料、作業員、作業のやり方等のプロセスでの造り込みとチェック事項をまとめたものである。

・管理項目には、重点的に実施すべき項目を取り上げる。

・検査の時間、頻度、方法を明確にする。

・工事監理者、施工管理者、専門工事業者の役割分担を明確にする。

・施工条件、施工体制は関係しない。

・管理値を外れた場合の処置をあらかじめ定めておく。

学科 施工管理法 品質管理 3-3 品質管理に用いる図表

1級建築施工管理技士
学科対策 過去問題【 重要ポイント 】

5 施工管理法
3° 品質管理

3-3 品質管理に用いる図表
下記の正誤を判断せよ。
①特製要因図とは、特定の結果と原因系と原因系の関係系統的に表した図のことである。

答え

  ◯

②散布図は、2つの事象の関係を見る手法であり、両者の間に強い相関がある場合には、プロットされた点は直線又は曲線に近づく。

答え

  ◯

③パレート図は、出現頻度の数値の小さい方から順に並べた棒グラフで、それに累積度数曲線を描き加えたものである。

答え

   ×

[ 解説 ]
パレート図は、問題点をその現象別や要因別に集計し、出現頻度の大きい順に並べて棒グラフで表し、さらに累計した和を折れ線グラフにした図をいう。

④ヒストグラムは、データがどんな値を中心に、どんなばらつきをもっているかを見ることができる。

答え

  ◯

⑤管理図とは、データの度数分布の形等に注意し、規格値との関係をみる図のことである。

答え

   ×

[ 解説 ]
管理図とは、データをプロットした折れ線グラフに、管理限界線を記入して、作業工程が管理状態にあるかを判定するための図である。設問の説明はヒストグラムである。

⑥レディミクストコンクリートの品質管理には、XーR管理図が一般的に用いられる。

答え

  ◯

⑦X−R管理図により、作業工程が管理状態にあるかどうかが分かる。

答え

  ◯

⑧X−R管理図により、作業工程における測定値の変動の大きさが分かる。

答え

  ◯

⑨X-R管理図により、作業工程における測定値の変動の周期性が分かる。

答え

  ◯

⑩X-R管理図により、作業工程の異常原因が分かる。

答え

   ×

[ 解説 ]
管理図では異常があったことは分かるが、その原因は特性要因図等を用いなければ分からない


 

学科 施工管理法 品質管理 3-4 検査及び試験

1級建築施工管理技士
学科対策 過去問題【 重要ポイント 】

5 施工管理法
3° 品質管理

3-4 検査及び試験
下記の正誤を判断せよ。
①検査とは、品物の特性値に対して、測定、試験などを行って規定要求事項と比較して、適合しているかどうかを判定することをいう。

答え

  ◯

②間接検査とは、購入者が供給者以外の第三者に試験を依頼して行う検査をいう。

答え

   ×

[ 解説 ]
間接検査とは、購入検査で供給者が行った検査をを必要に応じて確認することにより、購入者の試験を省略する検査である
関連)
間接検査は、長期にわたって供給側のの検査結果が良く、使用実績も良好な品物の受入検査の場合に適用される。

③無試験検査とは、品質情報、技術情報などに基づいて、サンプルの試験を省略する検査をいう。

答え

  ◯

[ 解説 ]
無試験検査は、工程が安定状態にあり、品質状態が定期的に確認でき、そのまま次工程に流しても損失は問題にならない状態の場合に適用される。

④抜取検査とは、製品又はサービスのサンプルを用いる検査をいう。

答え

  ◯

⑤品物がロットとして処理できない場合は、抜取検査とする。

答え

   ×

[ 解説 ]
ロットからあらかじめ定められた検査方法に従って、サンプルを取ることができる場合には、抜取検査とするが、ロット処理できない場合は、抜取検査できない
関連)
破壊検査となる場合は、抜取検査とする。

⑥全数検査は、不良品を見逃すと人命に危険を与えたり、経済的に大きな損失を受ける場合に適用される。

答え

  ◯

[ 解説 ]
不良率が大きく、あらかじめ決めた品質水準に達していない場合は、全数検査とする。

⑦鉄筋(SD490を除く)のガス圧接部の検査は、外観検査は目視により全数検査とし、超音波探傷検査は抜取り検査とした。

答え

  ◯

⑧圧接部の抜取検査は、試験方法について特記がなかったので、超音波探傷試験で行った。

答え

  ◯

[ 解説 ]
外観検査は、全数検査とし、圧接部のふくらみの直径、ふくらみの長さ、圧接面のずれ、鉄筋中心軸の偏心量、圧接面の折れ曲がりについて行う。

⑨抜取検査の超音波探傷試験は、1検査ロットに対して3箇所無作為に抜き取って行った。

答え

   ×

[ 解説 ]
抜取検査の超音波探傷試験は、非破壊試験で、1検査ロットに対して30箇所行う
不合格1箇所以下の場合、ロット合格。2箇所以上の場合、ロット不合格。
引張試験の場合は1検査ロットあたりに対して3箇所
不合格1箇所以下の場合、再度10箇所抜取り、合格であれば、ロット合格。
不合格2箇所以上の場合はロット不合格。

⑩抜取検査で不合格となったロットについては、試験されていない残り全数に対して超音波探傷試験を行った。

答え

  ◯

【 その他、検査 】

非破壊検査とは、非破壊検査の結果から、規格などによる基準に従って合否を判定する方法をいう。

・中間検査は、不良なロットが次工程に渡らないように事前に取り除くことによって損害を少なくするために行う。

・受入検査は、依頼した原材料、部品又は製品などを受け入れる段階で行う検査で、生産工程に一定の品質水準のものを流すことを目的で行う。

学科 施工管理法 品質管理 3-5 品質確保の管理値

1級建築施工管理技士
学科対策 過去問題【 重要ポイント 】

5 施工管理法
3° 品質管理

3-5 品質を確保するための管理値
下記の正誤を判断せよ。
①既製コンクリート杭の継手において、現場溶接継手部の開先の目違い量の最大値は、2mmとした。

答え

 ◯

②鉄骨梁の製品検査において、梁の長さの限界許容差は、±5mmとした。

答え

 ◯

③鉄骨のすみ肉溶接の検査で、余盛の高さが7mm以上のものを合格とした。

答え

 ×

[ 解説 ]
鉄骨のすみ肉溶接の余盛の高さは、
0 ≦ Δα ≦ 0.4S かつ
Δα ≦ 4mm
を合格とする。



S:サイズ
t = 6,9,12,14,16(薄い方の厚さ)に対して、
S= 6,7, 9,10,12, S≧0.7S
L:脚長
α:のど厚

④鉄骨の建方における柱の倒れの管理許容差は、柱1節の高さの1/500以下、かつ20mm以下とした。

答え

  ×

[ 解説 ]
鉄骨の建て方における柱の倒れの管理許容差は、柱の1節の高さの1/1000以下、かつ10mm以下とする

⑤スタッド溶接後のスタッド仕上り高さの許容差は、±2mmとした。

答え

 ◯

⑥鉄骨工事において、スタッド溶接後のスタッドの傾きの許容差を、15° 以内とした。

答え

 ×

[ 解説 ]
スタッド溶接後のスタッド仕上り高さの許容差は、
± 2mm以内、傾き5° 以下とする

(関連)
スタッド溶接後の15° 打撃曲げ試験は、1ロットにつき1本以上行い、打撃により15° まで曲げた結果、溶接部に割れその他の欠陥が認められない場合、合格とする。

⑦構造体コンクリートの部材の断面の許容差は、柱・梁・壁においては 0mmから+15mmまでとした。

答え

 ◯

⑧コンクリート工事において、コンクリート部材の設計図書に示された位置に対する各部材の位置の許容差を、±20mmとした。

答え

 ◯

⑨コンクリート工事において、ビニル床シート下地のコンクリート面の仕上がりの平坦さを、3mにつき7mm以下とした。

答え

 ◯

⑩カーテンウォール工事において、プレキャストコンクリートのカーテンウォール部材の取付け位置の寸法許容差のうち、目地の幅については、±5mmとした。

答え

 ◯

学科 施工管理法 品質管理 3-6 コンクリートの試験及び検査

1級建築施工管理技士
学科対策 過去問題【 重要ポイント 】

5 施工管理法
3° 品質管理

3-6 コンクリートの試験及び検査に関する記述として、
下記の正誤を判断せよ。

①設計基準強度 42N/mm2の圧縮強度の検査は、コンクリートの打込み工区ごと、打込み日ごと、かつ、300m3ごとに検査ロットを構成し、1検査ロットにおける試験回数は3回とする。

答え

 ◯

[ 解説 ]
普通コンクリートの強度試験の試験回数は、打込み工区ごと、打込み日ごと、かつ、コンクリート150m3ごと及びその端数につき1回行う。

②普通コンクリートの場合、構造体コンクリートの1回の圧縮強度試験には、適当な間隔をおいた3台の運搬車から1個ずつ採取した合計3個の供試体を用いた。

答え

 ◯

[ 解説 ]
軽量コンクリートの場合、構造体コンクリートの強度管理用供試体試料の採取は、荷卸し地点とするが、圧送後の性状が変化しやすい場合は、輸送管の筒先とする。

③荷卸し地点におけるコンクリートの空気量の許容値は、指定した空気量に対して、± 2.5%とした。

答え

  ×

[ 解説 ]
荷卸し時におけるフレッシュコンクリートの空気量の許容差は、± 1.5%である



関連)
軽量コンクリートの空気量の許容差は、± 1.5%とする。

④塩化物量の試験では、塩化物イオン量が0.30kg/m3以下であることを確認する。

答え

 ◯

[ 解説 ]
塩化物量の簡易試験方法の測定は、同一試料から採った3個の分取試料について各1回測定し、その平均値を測定値とする。

⑤スランプ試験において、試料をスランプコーンに詰めるときは、ほぼ等しい量の3層に分けて詰めた。

答え

 ◯

⑥スランプ21㎝のコンクリートの荷卸し地点におけるスランプの許容差を。± 1.5㎝とした。

答え

 ◯

⑦呼び強度27以上で高性能AE減水剤を使用して、指定したスランプが18㎝を超える場合、その許容差は±2.5㎝とする。

答え

 ◯

[ 解説 ]
コンクリートの荷卸し地点におけるスランプの許容差
指定したスランプ(㎝) 許容差
5、6.5         ± 1.5
8 以上 18以下       ± 2.5
21            ± 1.5 ※
※呼び強度 27以上で高性能AE減水剤を使用する場合は
± 2.0
とする。

⑧スランプフロー試験において、試料をスランプコーンに詰め始めてから、詰め終わるまでの時間は3分とした。

答え

  ×

[ 解説 ]
スランプフロー試験のスランプコーンへの試料を詰め方は、詰め始めてから、詰め終わるまでの時間を2分以内とする

⑨高流動コンクリートにおいて、荷卸し地点におけるスランプフローの許容値は、指定したスランプフローに対して、± 7.5㎝とした。

答え

 ◯

[ 解説 ]
(関連)
マスコンクリートにおいて、構造体コンクリート強度の推定のための供試体の養生方法は、標準養生とする。