一次検定 建築学 一般構造 2-6.鉄骨構造2

1級建築施工管理技士
学科対策 過去問題【 重要ポイント 】

1.建築学
2°.一般構造

2-6.鉄骨構造2
下記の正誤を判断せよ。

(高力ボルト接合)
①高力ボルトの相互間の中心距離は、ボルト径の2倍以上とする。

答え

 ×

[ 解説 ]
高力ボルト、ボルト又はリベットの相互間の中心距離は、その径の2.5倍以上としなければならない

②せん断応力のみを受ける高力ボルト摩擦接合の場合、繰返し応力によるボルトの疲労を考慮する必要がある。

答え

 ×

[ 解説 ]
高力ボルト摩擦接合は、被接合部分に繰返しのせん断を受けても、高力ボルトの応力は変動しないので、疲労による低減しない

③高力ボルト摩擦接合における許容せん断力は、二面摩擦の場合は、一面摩擦の1/2である。

答え

 ×

[ 解説 ]
高力ボルト摩擦接合の長期及び短期応力に対する許容せん断力は二面摩擦の場合、一面摩擦2倍


高力ボルトの摩擦接合面は、自然発生の赤錆状態であれば、すべり係数0.45を確保できる。

④引張力とせん断力を同時に受ける高力ボルトの許容せん断応力度は、引張力を受けないときの許容値より低減させる。

答え

  ◯

(溶接)
⑤応力を伝達させる主な溶接継目の形式は、完全溶込み溶接、部分溶込み溶接、隅肉溶接とする。

答え

 ◯

⑥片面溶接による部分溶け込み溶接は、継目のルート部に、曲げ又は荷重の偏心による付加曲げによって生じる引張り応力が作用する箇所に使用してはならない。

答え

 ◯
[ 解説 ]

⑦十分な管理が行われる場合、完全溶け込み溶接の許容応力度は、接合される母材の許容応力度とすることができる。

答え

 ◯

[ 解説 ]
完全溶け込み溶接によるT継手の余盛は、溶接部近傍の応力集中を緩和する上で重要である。

⑧スカラップは、溶接線の交差による割れ等の溶接欠陥や材質劣化を防ぐがめに設けられる。

答え

 ◯

[ 解説 ]

 

⑨溶接と高力ボルトを併用する継手で、溶接を先に行う場合は、両方の許容耐力を加算してもよい。

答え

 ×

[ 解説 ]
溶接と高力ボルトの併用継手の場合、高力ボルトの締付けを先に、溶接を後に行う場合は、両方の許容耐力を加算することができる