学科 建築学 計画原論 1-1 換気

1級建築施工管理技士 学科対策 過去問題
【 重要ポイント 】

1.建築学
1°.計画原論

1-1.換気
下記の正誤を判断せよ。

①建材や接着剤などから発生するホルムアルデヒドは、室内空気汚染の原因となり、室内空気環境を評価するための対象物質の一つである。

答え

 ◯

②室内の許容二酸化炭素濃度は、一般に10,000ppn( 1% )とする。

答え

 ×

[ 解説 ]
二酸化炭素濃度(含有量)は、1000ppm以下
一酸化炭素濃度(含有量)は、10ppm以下

③第2種機械換気方式は、室内圧を負圧に保つことができるので、クリーンルームや病院の手術室などに用いられる。

答え

 ×

[ 解説 ]
第2種機械換気方式は、給気は給気機等の機械で行い、排気は自然排気とする方式で、クリーンルーム、手術室、ボイラー室、発電室等に使用し、室内圧正圧となる。

第3種機械換気方式は、自然給気と排気機による換気方式で、浴室便所などに用いられる。

④室内外の温度差による自然換気量は、他の条件が同じであれば、流入口と流出口の高低差が大きいほど多い。

答え

 ◯

[ 解説 ]
温度差による自然換気の場合、室内外の圧力差が0になる垂直方向の位置を中性帯といい、この部分に開口部を設けても換気はほとんど起こらない。

⑤風上側と風下側に外部開口部をもつ室における、風力による自然換気量は、風向きが一定であれば、外部風力に比例する。

答え

 ◯

[ 解説 ]


風圧力による換気量は、他の条件が同じであれば、
風上側と風下側の風圧係数の差(Cf −Cb)の平方根比例する。

⑥静穏時の呼吸による二酸化炭素濃度をもとにして定めた場合、成人一人あたりの必要換気量は、30m3/h程度。

答え

 ◯

⑦在室者の呼吸による必要換気量は、室内の二酸化炭素発生量を、室内の許容二酸化炭素発生量を室内の許容二酸化炭素濃度と外気の二酸化炭素濃度の差で除して求める。

答え

 ◯

[ 解説 ]
必要換気量は、室内の空気環境を良好な状態に保つために必要とされる最小限の取入れ外気量である。