配筋標準 10 スラブ

配筋検査のつぼ⑩ スラブの配筋


10° .スラブ

10-1 定着

①スラブ筋の定着は、図10-1-1による。

②スラブ筋が定着される梁の梁幅が小さい場合の定着要領は図10-1-2としてもよい。



10-2 カットオフ筋長さと継手位置

★ポイント

①外端の上端筋の定着は、折り曲げ定着とし、投影定着長さを20dかつB.2以上、余長8d以上、梁面からの全長をL2とする。

②梁幅が小さく投影定着長さ20dが確保できない場合の定着長さは に従う。

③スラブ上端筋の連続端への定着は、梁面からL2かつ(B/2 + 150mm)以上とする。

④長辺方向上端第1鉄筋は、D13以上かつスラブ筋の最大径(当該スラブでの短辺・長辺両方向の最大径)以上とし、バーサポートを設置する。片持ちスラブも同様なので注意する。

⑤4辺固定スラブの継手位置は原則、上端筋は柱間帯、下端筋は柱列帯とする。

⑥継手の好ましくない位置(梁で囲まれた範囲で、斜線部以外)で重ね継手を行う場合は、継手長さL1 + 5d 必要。

⑦梁両側のスラブ配筋が同じで、梁上で重ね継手を設ける場合は継手長さをL1 + 5dとする。(梁両側のスラブ配筋が異なる場合は、上記③のように梁に定着させる。)

★原則として、スラブは短辺方向を主筋方向とするたが、長辺方向を主筋方向おtするスラブは、伏図に主筋方向を明示することになっているため注意する。

★片持ちスラブのL4は、25dであることに注意する。

10-3 高低差のある場合のスラブ筋のおさまり

①高低差のある場合のスラブ筋のおさまりは
図10-3-1〜図10-3-4による。

★ポイント

①スラブ上端筋は、スラブ下端から梁下端の高低差hが150mm未満の場合、投影定着長さを20dかるB/2以上とし、余長8d以上、全長L2で曲げ上げとする。

②スラブ下端筋は、梁下端主筋の下を通る場合、投影定着長さをB/2以上とし、梁内に投影長さでL4定着させる。

★ポイント
③ 図10-3-2(2)のうち、
かかり代(b) < スラブ厚( t )
の場合の補強要領は複雑なので、
特に注意する。
・上端斜め補強筋とスラブ上端筋の重ね継手長さはL1+5d
・下端斜め補強筋のスラブへの定着長さはL2+5d

④スラブ下にハンチを設ける必要がある場合は、コンクリート躯体図に反映させる。
(厚さ 1.5tを確保する)

⑤スラブ下端と梁天端の距離が70mm以上の場合は、構造図による。

★ポイント
⑥スラブ下端と梁天端の距離が70mm以上の場合は、構造図による。
⑦梁に定着する鉄筋は、梁主筋の内側へ入れて、梁天端からL2定着とする。

★ポイント

⑧ハッチングで示した打増し部は、図13-3-2に準じて配筋する。

⑨スラブ中間部の高低差がスラブ厚さの2倍を超える場合や、段差部の重なり幅が上記を満足しない場合は、構造図による。

★高低差によって、段差部の重なり幅が定められているので、コンクリート躯体図に反映させる。

10-4 補強筋

①片持ちスラブの出隅および入隅補強筋は構造図による。構造図に記載がない場合は、図10-4-1〜図10-4-3による。

②屋根スラブの出隅部および入隅部は構造図による。構造図に記載のない場合は、図10-4-4、図10-4-5による。





★ポイント

[ 片持ちスラブ ]

①片持ちスラブの出隅部及び入隅部補強は構造図による。構造図に記載のない場合は図10-4-1、2による。

②斜め補強筋はスラブ上端筋直下に入れる。

③直交補強筋タイプは「出隅部の配力筋」と「出隅受け部の主筋」の両方を補強ずる。

④片持スラブ入隅部補強要領のうち、屋根スラブの場合は、本数及び厚さが増すので注意する。
( 5-D13@100、ℓ= 2,500mm)

[ 屋根スラブ ]

⑤屋根スラブの出隅部及び入隅部補強は構造図による。構造図にない場合は図10-4-3、4による。

⑥斜め補強筋タイプは、5-D13@100、ℓ=2,500mmをスラブ上端筋の下に入れる。

⑦出隅部の直交補強筋タイプは、上端筋間隔が100mm以下となるように、スラブ筋と同径筋(ℓ=2,500mm)を図示の範囲に追加する。

※もとの上端筋間隔が100mm以下の場合は、監理者と協議する。

⑧入隅部の直交補強タイプは、上端筋間隔が100mm以下となるように 5-D13@100、ℓ= 2,500mmを追加する。

※もとの上端筋間隔が100mm以下の場合は、監理者と協議する。

★片持ちスラブ出隅部補強は構造補強、その他はひび割れ対策補強である。