【 演習問題01 】
問題1
鉄筋コンクリート造の一般的な事務所ビルの建設における下記の工程表に関し、次の問に答えよ。
[ 1 ]
表中のA及びBに該当する主要な作業名を1つずつあげよ。
[ 2 ]
終了日が工程上最も不適当な作業名を表の中より選び、適当な工程となるようにその終了の期日を旬日で定めよ。
[ 3 ]
建物の正面は方立て方式のカーテンウォールであるかが、工程は未記入となっている。1次ファスナーの躯体打込み後、本体工事(ガラス及び主要なシーリングを含む)を連続して施工する場合の適当な開始及び終了の期日の旬日で定めよ。
解答例・解説
[ 1 ]
表中のA、Bの作業名をあげる。
作業A:構台解体
作業B:埋戻し
[ 2 ]
不適当な作業名をあげ、その工事名の終了の期日を旬日で示す。
作業名:外部足場組立解体 1F〜5F
終了日:11月上旬(外壁タイル 1〜5F終了後)
[ 3 ]
一次ファスナーの躯体打込み後、本体工事を連続施工するとき、方立て方式のカーテンウォールの工程を記入する。
ファスナーは躯体に取付ける金具でアングル型をしたものである。アングル型ファスナーを躯体のスラブに打込み固定し、このファスナーに鉛直外面部材(方立て)を取付ける。この方立てにサッシを取付けるものである。
作業開始; 9月上旬
作業終了:10月中旬
問題2
市街地での事務所ビルの建設工事における下記の工程表に関し、次の問いに答えなさい。
ただし、構造規模は、鉄筋コンクリート造地上5階建、延べ面積 2,500m2とし、外壁仕上げは、1階4面は石張り、2階から上部はすべてタイル張りとし、石張りとタイル張りの見切りには金属製のボーダーを設けるものとする。
なお、解答の旬日は、上旬、中旬、下旬で記述せよ。
[ 1 ]
表中のA及びBに該当する作業名をあげよ。
[ 2 ]
作業の開始日が工程上、最も不適当な作業名を表の中より選び、適当な工程となるようにその開始日を旬日で定めよ。
ただし、その作業の期間は正しいものとする。
[ 3 ]
外壁タイル張りの作業工程は未記入となっている。外壁タイル張り作業の最早開始日及び最遅終了日の期日を旬日で定めよ。
解答例・解説
[ 1 ]
表中のA、Bの作業名をあげる。
A:杭頭処理
B:土間コンクリート工事
[ 2 ]
作業開始日が工程上、最も不適当な作業名を選び、適当な工程となるよう、その開始日を旬日で定める。
作業名:外部建具取付工事
適当な開始日:6月上旬
外壁コンクリート打設終了後に開始できる。
[ 3 ]
外壁タイルの作業工程
最早開始日:7月中旬
最遅終了日:8月下旬
問題3
市街地での事務所ビルの建設工事における工程表に関し、次の問いに答えよ。なお、解答の旬日は、上旬、中旬、下旬で記述せよ。
[ 工事概要 ]
構造・規模:
鉄筋コンクリート造、地下1階建、地上6階建
延べ面積 3,000m2
山留め:
親杭横矢板工法で外部型枠兼用
(片面型枠となる)とし、
親杭は引き抜かないものとする。
仕上げ:
建物正面は全面アルミカーテンウォール、
他の面はコンクリート打ち放しの上、
複層仕上塗材仕上げとする。
1.表中のA及びBに該当する作業名をあげよ。
2.作業の終了日が、工程上最も不適当な作業名を表中より選び、適当な工程となるようにその終了日を旬日で定めよ。
ただし、その作業の期間は正しいものとする。
3.内装工事の床仕上げ(主にビニル床シート張り)作業工程は未記入となっている。適当な工程となるように床仕上げ作業の開始日及び終了日の期日を旬日で定めよ。
解答例・解説
[ 1 ]
表中のA及びBに該当する作業名をあげる。
A:2次根切・床付
B:屋上防水
[ 2 ]
作業の終了日が最も適当でない作業名をあげ、適当な工程の終了日を旬日で定める。
作業名:カーテンウォール取付け
適正終了日:9月上旬
[ 3 ]
ビニル床シート張り仕上げの開始日及び終了日
開始日:10月上旬
終了日:11月中旬