1級建築施工管理技士
学科対策 過去問題【 重要ポイント 】
5 施工管理法
3° 品質管理
3-3 品質管理に用いる図表
下記の正誤を判断せよ。
①特製要因図とは、特定の結果と原因系と原因系の関係系統的に表した図のことである。
◯
②散布図は、2つの事象の関係を見る手法であり、両者の間に強い相関がある場合には、プロットされた点は直線又は曲線に近づく。
◯
③パレート図は、出現頻度の数値の小さい方から順に並べた棒グラフで、それに累積度数曲線を描き加えたものである。
×
[ 解説 ]
パレート図は、問題点をその現象別や要因別に集計し、出現頻度の大きい順に並べて棒グラフで表し、さらに累計した和を折れ線グラフにした図をいう。
④ヒストグラムは、データがどんな値を中心に、どんなばらつきをもっているかを見ることができる。
◯
⑤管理図とは、データの度数分布の形等に注意し、規格値との関係をみる図のことである。
×
[ 解説 ]
管理図とは、データをプロットした折れ線グラフに、管理限界線を記入して、作業工程が管理状態にあるかを判定するための図である。設問の説明はヒストグラムである。
⑥レディミクストコンクリートの品質管理には、XーR管理図が一般的に用いられる。
◯
⑦X−R管理図により、作業工程が管理状態にあるかどうかが分かる。
◯
⑧X−R管理図により、作業工程における測定値の変動の大きさが分かる。
◯
⑨X-R管理図により、作業工程における測定値の変動の周期性が分かる。
◯
⑩X-R管理図により、作業工程の異常原因が分かる。