1級建築施工管理技士
学科対策 過去問題【 重要ポイント 】
3.施工(躯体工事)
5° 鉄筋工事
5-1 鉄筋工事(加工及び組立て等)
下記の正誤を判断せよ。
①上下階で柱の断面寸法が異なり、下階の柱の主筋を上階の柱の主筋に連続させるので、主筋の折曲げは、梁せいの範囲で行った。
◯
②SD295Aの鉄筋末端部の折曲げ内法直径の最小値は、折曲げ角度180° と90° を同じ値とした。
◯
③SD345、D19の鉄筋末端部の折曲げ内法直径は、4dとした。
◯
④SD345、D32の異形鉄筋を90° 曲げとする際は、折り曲げ内法直径を 3d以上とした。
×
[ 解説 ]
異形鉄筋のSD390、D32の場合、鉄筋の折曲げ内法直径は 5d以上とする。
同一径のSD295AとSD345の鉄筋を90° に折り曲げる場合の内法直径は同じ値である。
⑤先端部に腰壁や垂れ壁の付かない片持ちスラブの上端筋の先端は、90° プックとし、余長を4d以上とした。
◯
⑥末端部の折曲げ角度が135° の帯筋フックの余長を4dとした。
×
[ 解説 ]
末端部の折曲げ角度が135°の帯筋のフックの余長は 6d以上とする。
⑦D25の異形鉄筋を用いる梁主筋をL字に加工する際は、一辺の加工寸法の許容差を±15mmとした。
◯
⑧T形梁のあばら筋をU字形とする場合、上部のキャップタイの末端部は、90° 曲げとし、余長を8d とした。
◯
[ 解説 ]
帯筋・あばら筋・スパイラル筋の一辺の加工寸法の許容差は ±5mmとする。
⑨異形鉄筋相互のあきは、呼び名の数値の1.25倍、粗骨材最大寸法の1.5倍、25mmのうち、最も大きい数値とした。
×
[ 解説 ]
異形鉄筋の相互のあきの最小寸法は、粗骨材最大寸法の 1.25倍、かつ 25mm以上、鉄筋の呼び名の数値の1.5倍以上とする。