1級建築施工管理技士
学科対策 過去問題【 重要ポイント 】
2.共通
2°.その他
2-3 舗装
下記の正誤を判断せよ。
①プライムコートは、路盤の仕上がり面を保護し、その上のアスファルト混合物層との接着をよくするために施す。
◯
②フィラーは、アスファルトと一体となって、混合物の安定性、耐久性を向上させるために施す。
◯
[ 解説 ]
フィラーは、石灰岩や他の岩石を粉砕した石紛、消石灰、セメント等が用いられ、アスファルト材料と一体となって作用し、混合物の安定性、耐久性を向上させる。
③シールコートとは、アスファルト混合物からなる基層と表層の接着をよくするために施す。
×
[ 解説 ]
シールコートは、アスファルト表層の劣化防止及び耐水性の目的で、アスファルト表層に散布(1.0ℓ/m2程度)するもの。
タックコートは、アスファルト混合物からなる基層と表層の接着をよくするために施す。
④舗装用のストレートアスファルトは、一般地域では主として針入度60〜80種類のものが使用される。
◯
⑤粒度調整砕石とは、粒度が異なる砕石などを2種類以上混合して、所要の粒度範囲を持つように調整した砕石である。
◯
⑥CBRは、砕石などの粒状路盤材料の強さを表し、修正CBRは、路床や路盤の支持力を表すものである。
×
[ 解説 ]
CBRは、路床、路盤の支持力を表す指標であり、修正CBRは路盤材料や盛土材料の強さを表す指標である。
⑦遮断層は、路床が軟弱な場合、軟弱な路床土が路盤用材料と混ざることを防止するため、路盤の下に設ける砂等の層である。
◯
⑧路床土の安定処理に用いられる安定材は、一般に砂質土には石灰を、シルト質土及び粘性土にはセメントを用いる。
×
[ 解説 ]
軟弱な路床土の安定処理に用いる安定剤は、砂質土にはセメントをシルト質土及び粘性土には石灰を用いる。
⑨排水性アスファルト舗装は、透水性のある表層の下に不透水層を設けて、雨水が不透水層上を流下して速やかに排水され、路盤以下に浸透しない構造としたものである。
◯
⑩ アスファルト混合物の締固め作業は、一般に継目転圧、初転圧、二次転圧及び仕上げ転圧の順に行う。
◯
[ 解説 ]
・アスファルト混合物等の敷均し時の温度は、110℃以上とする。
・アスファルト舗装の舗装終了後の交通解放は、舗装表面の温度が50℃以下になってから行う。