1級建築施工管理技士
学科対策 過去問題【 重要ポイント 】
5 施工管理法
3° 品質管理
3-6 コンクリートの試験及び検査に関する記述として、
下記の正誤を判断せよ。
①設計基準強度 42N/mm2の圧縮強度の検査は、コンクリートの打込み工区ごと、打込み日ごと、かつ、300m3ごとに検査ロットを構成し、1検査ロットにおける試験回数は3回とする。
◯
[ 解説 ]
普通コンクリートの強度試験の試験回数は、打込み工区ごと、打込み日ごと、かつ、コンクリート150m3ごと及びその端数につき1回行う。
②普通コンクリートの場合、構造体コンクリートの1回の圧縮強度試験には、適当な間隔をおいた3台の運搬車から1個ずつ採取した合計3個の供試体を用いた。
◯
[ 解説 ]
軽量コンクリートの場合、構造体コンクリートの強度管理用供試体試料の採取は、荷卸し地点とするが、圧送後の性状が変化しやすい場合は、輸送管の筒先とする。
③荷卸し地点におけるコンクリートの空気量の許容値は、指定した空気量に対して、± 2.5%とした。
④塩化物量の試験では、塩化物イオン量が0.30kg/m3以下であることを確認する。
◯
[ 解説 ]
塩化物量の簡易試験方法の測定は、同一試料から採った3個の分取試料について各1回測定し、その平均値を測定値とする。
⑤スランプ試験において、試料をスランプコーンに詰めるときは、ほぼ等しい量の3層に分けて詰めた。
◯
⑥スランプ21㎝のコンクリートの荷卸し地点におけるスランプの許容差を。± 1.5㎝とした。
◯
⑦呼び強度27以上で高性能AE減水剤を使用して、指定したスランプが18㎝を超える場合、その許容差は±2.5㎝とする。
◯
[ 解説 ]
コンクリートの荷卸し地点におけるスランプの許容差
指定したスランプ(㎝) 許容差
5、6.5 ± 1.5
8 以上 18以下 ± 2.5
21 ± 1.5 ※
※呼び強度 27以上で高性能AE減水剤を使用する場合は
± 2.0
とする。
⑧スランプフロー試験において、試料をスランプコーンに詰め始めてから、詰め終わるまでの時間は3分とした。
×
[ 解説 ]
スランプフロー試験のスランプコーンへの試料を詰め方は、詰め始めてから、詰め終わるまでの時間を2分以内とする。
⑨高流動コンクリートにおいて、荷卸し地点におけるスランプフローの許容値は、指定したスランプフローに対して、± 7.5㎝とした。
◯
[ 解説 ]
(関連)
マスコンクリートにおいて、構造体コンクリート強度の推定のための供試体の養生方法は、標準養生とする。