1級建築施工管理技士
学科対策 過去問題【 重要ポイント 】
4 施工(仕上工事)
8° 内装工事
8-1 断熱工事
下記の正誤を判断せよ。
(硬質ウレタンフォーム吹付け工法)
①コンクリート面に吹き付ける場合、吹付け面の温度は20〜30℃が適当である。
◯
[ 解説 ]
断熱材の吹付け厚さが30mm以上の場合は、多層吹きとする。
②換気の少ない場所では、酸欠状態となりやすいので、強制換気などの対策を行う。
◯
③吹付け作業は、随時厚みを測定しながら作業し、吹付け厚さの許容誤差は0〜10mmとする。
◯
④冷蔵倉庫など断熱層が特に厚い施工では、1日の最大吹付け厚さは100mmとする。
×
[ 解説 ]
冷蔵倉庫など断熱層が特に厚い施工であっても、1日の総吹付け厚さは80mmを超えないものとする。
⑤ウレタンフォームが厚く付き過ぎて表面仕上げの支障となるところは、カッターナイフで除去した。
◯
⑥ウレタンフォームが自己接着性に乏しいため、吹き付ける前にコンクリート面に接着剤に塗布した。
×
[ 解説 ]
硬質ウレタンフォーム吹付け工法の現場発泡断熱材は、接着性があるので接着剤の必要はない。
(押出法ポリスチレンフォーム張付け工法)
⑦セメント系下地調整塗材を用いてすき間ができないようにしてから、断熱材を全面接着で張り付けた。
◯
[ 解説 ]
張付け工法の場合は、断熱材と躯体との境界面に結露が生じさせないように、樹脂モルタル等を用いてすき間ができないようにし、断熱材は全面接着とする。
⑧断熱材の継目は突付けとし、テープ張りをしてからコンクリートを打ち込んだ。
◯
[ 解説 ]
押出法ポリスチレンフォーム打込み工法は、継ぎ目は突き付けとしてテープ張りをするか、相欠き目地等にしてすき間ができないようにしてコンクリートを打込む。
⑨押出法ポリスチレンホーム打込み工法において、窓枠回りの防水剤入りモルタル詰めを行った部分には、現場発泡の硬質ウレタンフォームを充填した。
◯
・材料混方法を現場配合する場合、現場でセメントをスラリー化し、ノズル先でロックウールとセメントスラリーを吐出させながら吹き付ける。
・プレキャストコンクリート部材を用いた型枠に、はく離材が塗られている場合は、接着力を高めるため、合成樹脂エマルションシーラーにより下地処理を行う。
・吹付けロックウールの密度は、断熱吸音用の場合は 0.18g/㎝3 程度とし、不燃材指定の場合は 0.2g/㎝3 以上とする。
・発塵防止のために表面を硬化させる場合は、こて押さえ終了後、表面にセメントスラリーを均一に吹き付ける。