1級建築施工管理技士
学科対策 過去問題【 重要ポイント 】
3.施工(躯体工事)
2° 仮設工事
2-1 乗入れ構台
下記の正誤を判断せよ。
①構台の高さは、躯体コンクリート打設時に、大引下の1階床面の均し作業ができるように考慮して決める。
◯
構台の大引の下端は、1階床の躯体コンクリート打設時に床の均し作業ができるように、コンクリート床上面より20㎝~30㎝程度上に設定する。
②構造計算で地震力を震度法により静的水平力として計算するため、水平震度を0.1とした。
×
構造計算で地震力を震度法により静的水平力として計算する場合、水平震度は0.2とする。
構台の大引材や根太材の構造計算は、強度検討のほかに、たわみ量についても検討する。
③車の走行を2車線とするため、乗入れ構台の幅を6mとした。
◯
構台の幅員は、施工機械や乗り入れる車両の大きさ、車両の使用状況や進行頻度等を考慮して、4~10mとする。
④クレーン能力 50t級のラフテレーンクレーンを使用するため、乗入れ構台の幅を8mとした。
◯
⑤構台の幅が狭いときは、交差部に、車両が曲がるための隅切りを設ける。
◯
⑥構台の支柱の位置は、使用する施工機構、車両の配置によって決める。
×
構台の支柱の位置は、地下躯体図等を参考にして、基礎梁、柱、梁等の位置と重ならないように配置する。
⑦乗込みスロープの勾配は、一般に1/10~1/6程度にする。
◯
⑧出入口が近く、乗込みスロープがどうしても躯体に当たるため、その部分の躯体を後施工とした。
◯
⑨乗入れ構台の各段の水平つなぎとブレースは、最終となる3次根切りの完了後にまとめて取り付けた。
×
水平つなぎとブレースは、横ゆれ防止や支柱の座屈長さを短くするために入れるので、各根切り段階の終了時ごとに入れるべきである。
⑩地下立上がり部の躯体にブレースが当たるので、支柱が貫通する部分の床開口部にくさびを設けて支柱を拘束し、ブレースを撤去した。
◯