1級建築施工管理技士
学科対策 過去問題【 重要ポイント 】
3.施工(躯体工事)
1°.地盤調査
下記の正誤を判断せよ。
①シルトの粒子の直径は、粘土より大きく細砂より小さい。
◯
②一軸圧縮試験により、砂質土の強度と剛性を求めることができる。
×
[ 解説 ]
一軸圧縮試験は、粘性土の強度やせん断強さを調べる試験である。
③三軸圧縮試験により、粘性土のせん断強度を求めることができる。
◯
④粒度試験により、地盤の変形係数を求めることができる。
×
[ 解説 ]
粒度試験は、土の粒度組成(土の粒子の大きさや配合)を調べる試験で、砂質土と粘性土の分類はできるが、地盤の変形係数を求めることはできない。
・粒度試験により、細粒分含有率等の粒度特性を求めることができる。
・粒度試験の結果で求められる粒径から、透水係数の概算値を推定できる。
⑤圧密試験により、粘性土の沈下特性を調べることができる。
◯
⑥常時微動測定により、地震時の地盤の振動特性を調べることができる。
◯
[ 解説 ]
常時微動測定
常時微動測定による、地盤の卓越周期を把握することができる。
⑦電気検層(比抵抗検層)により、ボーリング孔近傍の地層の変化を知ることができる。
◯
⑧被圧地下水位の想定は、ボーリング孔内において自由地下水及び上部にある帯水層を遮断しない状態で行う。
×
[ 解説 ]
被圧地下水は、帯水層ごとに水位が異なるため、下部の帯水層を調査する場合は、ボーリング孔内において自由地下水及び上部の帯水層を完全に遮断しておく。
⑨自由地下水位の測定は、ボーリング時に泥水を使わずに屈進ことにより比較的精度よく行うことができる。
◯