1級建築施工管理技士
学科対策 過去問題【 重要ポイント 】
3.施工(躯体工事)
5° 鉄筋工事
5-3 鉄筋工事(ガス圧接)
下記の正誤を判断せよ。
①圧接時に考慮する鉄筋の長さ方向の縮み量は、鉄筋の強度によって異なる。
×
[ 解説 ]
圧接継手において考慮する鉄筋の長さ方向の縮み量は、鉄筋径の1~1.5倍である。鉄筋の強度には関係ない。
②SD490の圧接は、第4種の技量資格者が行うことで施工前試験を省略することができる。
×
[ 解説 ]
ガス圧接技量資格者が資格種別範囲内の鉄筋の圧接作業を行う場合は、施工前試験を省略できるが、SD490の圧接は、3種・4種の技量資格者でも省略することはできない。
③圧接端面の加工を圧接作業の当日より前に行う場合には、端面保護剤を使用する。
◯
[ 解説 ]
④圧接器を鉄筋に取り付けた場合、鉄筋突合せ面のすき間は2mm以下になるようにする。
◯
⑤同一径の鉄筋のガス圧接部のふくらみの長さは、鉄筋径の 1.1倍以上とした。
◯
⑥同一径の鉄筋をガス圧接する場合、膨らみの直径は、その径の 1.4倍以上とする。
◯
⑦径の異なる鉄筋のガス圧接部のふくらみの直径は、細い方の鉄筋径の 1.2倍以上とした。
×
[ 解説 ]
径の異なる鉄筋のガス圧接部のふくらみの直径は、細い方の鉄筋径の1.4倍以上とする。
⑧同一径の鉄筋をガス圧接する場合の鉄筋中心軸の偏心量は、その径の 1/5以下とする
◯
⑨隣り合うガス圧接継手の位置は、300mm程度ずらす。
×
[ 解説 ]
ガス圧接継手を設ける場合、隣り合う継手の位置は400mm以上交互にずらす。
⑩ 柱主筋のガス圧接継手位置は、梁上部から500mm以上、1,500mm以下、かつ、柱の内法高さの3/4 以下とする。
◯
[ 解説 ]
(鉄筋のガス圧接継手の外観検査の結果、不合格となった圧接部の措置)
・圧接部のふくらみの直径が規定値に満たない場合は、再加熱し圧力を加えて所定のふくらみに修正する。
・圧接部のふくらみが著しいつば形の場合は、圧接部を切り取って再圧接する。
・圧接部における相互の鉄筋の偏心量が規定値を超えた場合は、圧接部を切り取すって再圧接する。
・圧接部に明らかな折れ曲がりが生じた場合は、再加熱した修正する。