1級建築施工管理技士
学科対策 過去問題【 重要ポイント 】
1.建築学
3°.建築材料
3-7.床材料・屋根材料
下記の正誤を判断せよ。
(床材料)
①コンポジションビニル床タイルは、ホモジニアスビニル床タイルよりバインダー量を多くした床タイルである。
×
[ 解説 ]
コンボジションビニル床タイル(バインダー含有率30%以下)は、ホモジニアスビニル床タイル(30%以上)より、バインダー量を少なくしたタイルである。
バインダーは、ビニル樹脂、安定剤などからなる結合剤。
リノリウムシートは、あまに油、松脂、コルク粉、木粉、炭酸カルシウムなどを練り込んで、麻布を裏打ち材として成型した床シート。
②ゴム床タイルは、天然ゴム、合成ゴムなどを主原料とした弾性質の床タイルである。
◯
[ 解説 ]
・コルク床タイルは、天然コルク外皮を主原料として、必要に応じてメタン樹脂などで加工した床タイル。
・フローリングブロックは、ひき板を並べて接合し、30㎝程度の正方形で形成し、表面加工、さねはぎ加工などを施した床仕上げ材。
③だんつうは、製造法による分類で織りカーペットの手織りに分類される。
◯
[ 解説 ]
織りカーペットには、手織りと機械織りがある。だんつうは、手織りカーペットであり、麻や綿などの糸にパイル系を絡ませ、長さを切りそろえながら綴ったものである。
④エポキシ樹脂系塗り床材は、耐薬品性に優れ、実験室などの床材に適している。
◯
[ 解説 ]
エポキシ樹脂系塗り床材は、耐水性、接着性、機械的性能および耐薬品性に優れ、実験質、厨房、医療施設等の床材に適している。
(屋根材料)
⑤粘土がわらの製法による区分は、ゆう薬がわら(塩焼がわらを含む)、いぶしがわら、無ゆうがわらである。
◯
⑥粘土がわらの形状による分類は、J形粘土がわら、S形粘土がわら、F形粘土がわらである。
◯
⑦プレスセメントがわらの種類は、形状及び塗装の有無によって区分されている。
◯
⑧住宅屋根用化粧スレートの吸水率の上限は、平形屋根用スレート、波形屋根用スレートとも同じである。
◯
⑨繊維強化セメント板のスレート(波板)の曲げ破壊荷重の下限は、小波板より大波板の方が小さい。
×
[ 解説 ]
スレート波板の曲げ破壊荷重は、小波板が1.470N以上、大波板が 3,820N以上で、大波板より小波板の方が小さい。