1級建築施工管理技士
学科対策 過去問題【 重要ポイント 】
1.建築学
3°.建築材料
3-4.防水材料
(アスファルト防水材料)
下記の正誤を判断せよ。
①有機溶剤タイプのアスファルトプライマーは、ブローンアスファルトなどを揮発性溶剤に溶解したものである。
◯
[ 解説 ]
フラースぜい化点とは、低温時におけるアスファルトのぜい化温度を示し、その値の低いものほど低温特性のよいアスファルトといえる。
②アスファルトルーフィング1500は、アスファルトを1巻当たり1500g浸透させたものである。
×
[ 解説 ]
アスファルトルーフィング1500は、製品の単位面積質量が1500(g/m2)以上のものをいう。
③ストレッチルーフィングは、合成繊維不織布にアスファルトを浸透させたものである。
◯
[ 解説 ]
ストレッチルーフィング1000の数値1000は、製品の抗張積(引張強さと最大荷重時の伸び率との積)を表している。
④改質アスファルトルーフィングシートには、Ⅰ類とⅡ類があり、Ⅰ類の方が低温時の耐折り曲げ性がよい。
×
[ 解説 ]
改質アスファルトルーフィングシートには、温度特性によるⅠ類とⅡ類の区分があり、Ⅱ類の方が低温時の耐折り曲げ性がよい。
(ウレタンゴム系塗膜防水材料)
⑤屋根用ウレタンゴム系防水材は、引張強さ、伸び率、抗張積などの特性によって、高伸長形(旧Ⅰ類)と高強度形に区分される。
◯
[ 解説 ]
屋根用ウレタンゴム系の塗膜防水材には、高伸長形(旧1類)と高強度形があり、高伸長形が主として露出用に用いられる。
⑥1成分形のウレタンゴム系防水材は、乾燥硬化によりゴム弾性のある塗膜を形成する。
×
[ 解説 ]
1成分形のウレタンゴム系防水材は、空気中の水分を硬化に利用するものである。
⑦2成分形ウレタンゴム系の塗膜防水材は、防水材と空気中の水分が反応して塗膜を形成する。
×
[ 解説 ]
2成分形ウレタンゴム系は、主剤と硬化剤が反応硬化してゴム弾性のある塗膜を形成するものである。
2成分形のウレタンゴム系防水材は、施工直前に主剤、硬化材の2成分に、必要によって硬化促進剤、充填剤などを混合して使用する。
⑧塗膜防水に用いる補強布は、必要な塗膜厚さの確保と立上り部や傾斜面における防水材の垂れ下がりの防止に有効である。
◯
[ 解説 ]
塗付けタイプゴムアスファルト系防水材は、ゴムアスファルトエマルションだけで乾燥造膜するものと、硬化剤を用いて反応硬化させるものがある。
⑨通気緩衝シートは、塗膜防水層の破断やふくれの発生を低減するために用いる。
◯