1級建築施工管理技士
学科対策 過去問題【 重要ポイント 】
3.施工(躯体工事)
6° 型枠工事
6-2 型枠の設計等
下記の正誤を判断せよ。
(型枠の設計)
①合板を型枠に用いる場合は、方向性による曲げヤング係数の低下を考慮する。
◯
②型枠設計用のコンクリートの側圧は、打ち込み速さにかかわらずフレッシュコンクリートのヘッドにより決まる。
×
[ 解説 ]
型枠にかかるコンクリートの側圧は、打込み速さ、コンクリートの単位容積質量、コンクリートの打込み高さにより決まる。
③パイプサポートを支保工とするスラブ型枠の場合、打込み時に支保工の上端に作用する水平荷重は、鉛直荷重の5%とする。
◯
④コンクリートの施工時の側圧や鉛直荷重に対する型枠の各部材それぞれの許容変位量は、3mm以下とする。
◯
⑤型枠の構造設計において、支保工以外の材料の許容応力度は、長期を短期の許容応力度の平均値とする。
◯
⑥型枠合板の構造計算に用いる材料の許容応力度は、短期許容応力度とする。
×
[ 解説 ]
型枠合板の構造設計に用いる材料の許容応力度は、長期許容応力度と短期許容応力度の平均値とする。
(型枠の存置期間)
⑦せき板の最小存置期間は、基礎、梁側、柱及び壁ではそれぞれ異なる。
×
[ 解説 ]
基礎、梁側、柱及び壁のせき板の存置期間は同じで、計画供用期間の級が短期及び標準の場合は、コンクリートの圧縮強度が5N/mm2以上に達したことが確認されるまでとする。最小存置期間は、同じである。
⑧スラブ下の支柱を早期に取り外す場合、コンクリートの圧縮強度が、設計基準強度の85%以上、又は12N/mm2以上であり、かつ、施工中の荷重及び外力について、構造計算により安全であることを確認する。
◯
[ 解説 ]
スラブ下の支柱の存置期間は、コンクリートの圧縮強度が告示では設計基準強度の85%以上、JASS5では100%又は12N/mm2で、かつ、施工中の荷重、外力について、構造計算で安全が確認されるまでである。