1級建築施工管理技士
学科対策 過去問題【 重要ポイント 】
2.共通
1°.設備
1-2.排水設備
下記の正誤を判断せよ。
①配水トラップの深さは、阻集器を兼ねるものを除き、5~10㎝とする。
◯
②通気管は、サイホン作用によるトラップの封水切れを防止するために設けられる。
◯
[ 解説 ]
・通気弁を有しない通気管の末端は、屋根を貫通して大気中に開口する場合、屋根面から20㎝以上立ち上げる。
・雨水排水立て管は、汚水排水管若しくは通気管と兼用し、又はこれらの管に連結してはならない。
③屋内の自然流下式横走り排水管の最小勾配は、管径φ100mmの場合、1/100とする。
◯
④排水再利用配管設備は、塩素消毒その他これに類する措置を講ずれば、水栓に排水再利用水である旨の表示を必要としない。
×
[ 解説 ]
排水再利用配管設備は、塩素消毒をの他これに類する措置を講じた場合でも、水栓に排水再利用水であることを示す表示をする。
⑤給排水管は、エレベーターの昇降路内に設けることができる。
×
[ 解説 ]
給排水管は、エレベーターの昇降路内に設けてはならない。
(屋外排水設備)
⑥排水管と給水管とを平行にして埋設する場合は、原則として両配管の間隔を500mm以上とし、排水管は給水管の下方に埋設する。
◯
⑦構内舗装道路下の排水管には、遠心力鉄筋コンクリート管の外圧案を使用した。
◯
[ 解説 ]
遠心力鉄筋コンクリート管の排水管は、一般に、埋設は下流部より上流部に向けて行い、勾配は1/100以上とする。
⑧浸透トレンチの施工において、掘削後は浸透面を締め固め、砕石等の充填材を投入した。
◯
[ 解説 ]
浸透トレンチの施工において、地盤の浸透機能を低下させないため、浸透面を締め固めないものとし、掘削後は床付けを行わず、直ちに砕石等の充填材を投入する。
⑨管渠の排水方向や管径が変化する箇所及び管渠の合流箇所には、ます又はマンホールを設ける。
◯
⑩雨水用排水ます及びマンホールの底部には、排水管等に泥がたまらないように深さ50mm以上の泥だめを設ける。