1級建築施工管理技士
学科対策 過去問題【 重要ポイント 】
4 施工(仕上工事)
1° 防水工事
1-3 合成高分子系ルーフィングシート防水
下記の正誤を判断せよ。
(合成高分子系ルーフィングシート防水)
●塩化ビニル樹脂系シート防水
①塩化ビニル樹脂系シート防水において、シート相互の接合部は、クロロプレンゴム系の接着剤により接合した。
×
[ 解説 ]
塩化ビニル樹脂系シート防水において、シート相互の接合部は、熱風融着又は溶着材により行う。
②塩化ビニル樹脂系シート防水の出入隅角には、水密性を高めるためシートの施工後に成形役物を張り付けた。
◯
[ 解説 ]
エポキシ樹脂系接着剤を用いて平場に塩化ビニル樹脂系ルーフィングシートを張付ける場合は、下地面のみに接着剤をむらなく塗布する。
③塩化ビニル樹脂系シート防水の出隅角の処理は、シートの張付け後に成形役物を張り付けた。
◯
(塗膜防水)
④ウレタンゴム系防水材の塗継ぎの重ね幅を50mm、補強布の重ね幅100mmとした。
×
[ 解説 ]
ウレタンゴム系防水材の塗継ぎの重ね幅を100mm以上とし、補強布の重ね幅は50mm以上とする。立上がり部の補強布は、平部の通気緩衝シートの上に100mm程度張り掛けて防水材を塗布する。
⑤ウレタンゴム系塗膜防水の通気緩衝工法において、防水層の下地からの水蒸気を排出するための脱気装置は、200m2 に1箇所の割合で設置した。
×
[ 解説 ]
通気緩衝シートによる下地からの水蒸気の通気を行う脱気装置は、50〜100m2 程度ごとに設置する。
⑥ウレタンゴム系塗膜防水の緩衝工法における通気緩衝シートは、接着剤を塗布し、シート相互を突付け張りとした。
◯
[ 解説 ]
穴あきタイプの通気緩衝シートは、下地に通気緩衝シートを接着剤で張付け後、シートの穴をウレタンゴム系防水材を用いて充填する。
⑦ウレタンゴム系塗膜防水の緩衝工法において、立上がり部のおける補強布は、平場部の通気緩衝シートの上に100mm張り掛け防水材を塗布した。
◯
[ 解説 ]
ゴムアスファルト系地下外壁仕様において、出隅及び入隅の下地補強塗りは、補強布を省略しゴムアスファルト系防水材を用いて、増吹きにより補強塗りを行うようにする。
⑧ゴムアスファルト系室内使用の防水材の総使用量は、固形分60%のものを使用し、4.5kg/m2とした。
◯
[ 解説 ]
ウレタンゴム系防水材の平場部の総使用量は、硬化物比重が1.0のものを使用する場合、標準使用量は 3.0kg/m2、立上り部では標準使用量は 2.0kg/m2とする。