1級建築施工管理技士
学科対策 過去問題【 重要ポイント 】
4 施工(仕上工事)
2° 屋根工事
2-2 金属製折板葺屋根工事
下記の正誤を判断せよ。
(金属製折板葺屋根工事)
①折板の材料による区分には、鋼板製とアルミニウム合金板製がある。
◯
②折板の耐力による区分には、1種、2種、3種、4種、5種の5種類があり、1種が最も耐力が大きい。
×
[ 解説 ]
折板の耐力による区分には、
1種(980N/m2)、2種~4種、5種(4,900N/m2)
の5種類があり、1種が最も耐力が小さい。
折板の結合の形式による区分には、重ね形、はぜ締め形及び嵌合形がある。
③タイトフレームを取り付けるための墨出しは山ピッチを基準に行い、割付けは建物の桁行き方向の中心から行った。
④梁とタイトフレームの溶接は、タイトフレームの表面の防錆処理が施されたままで行った。
◯
⑤タイトフレームの下地への溶接は、タイトフレームの立上り部分の縁から10mm残し、底部両側を隅肉溶接とした。
◯
⑥けらば包みの継手位置は、けらば用タイトフレーム間の中央付近とした。
×
[ 解説 ]
けらば包みの継手位置は、けらば包み及び端部の折板を固定する下地が必要なので、けらば用タイトフレームの位置とし、継手の重ねは60mm以上とする。
梁けらば包みの継手は、60mm以上重ね合わせ、間に定形シール材を挟み込みんで留める。
⑦折板葺屋根の勾配が小さいので、軒先に15° 程度の尾垂れを付けた。
◯
[ 解説 ]
⑧水上の先端部分には、雨水を止めるために止水面戸を設けた。
◯
⑨水上部分と壁との取合い部に設ける雨押えは、壁際立上りを150mmとした。
◯
⑩けらば包みを用いない重ね形折板葺のけらば先端には、折板の山間隔の3倍の長さの変形防止材を1.8m間隔で取り付けた。
×
[ 解説 ]
けらば包みを用いない重ね形折板葺のけらば先端には、変形防止材を設けるが、その長さは折板の山間隔の3倍以上で間隔は1.2m以下とする。