1級建築施工管理技士
学科対策 過去問題【 重要ポイント 】
4 施工(仕上工事)
4° 塗装工事・吹付け工事
4-1 塗装工事
下記の正誤を判断せよ。
(コンクリート素地面の塗装工事)
①2液形ポリウレタンエナメル塗りにおいて、塗料は所定の可使時間内に使い終える量を調合して使用した。
◯
②2液形ポリウレタンエナメル塗りにおいて、下塗り及び中塗りの工程間隔時間の上限は7日とした。
◯
③常温乾燥形ふっ素樹脂エナメル塗りにおいて、気温が20℃だったので、塗膜の層間付着性に配慮し、工程間隔時間を24時間とした。
◯
[ 解説 ]
・常温乾燥形ふっ素樹脂エナメル塗りの塗装工程の標準工程間隔時間は、気温20℃のとき、16時間以上7日以内をする。
・常温乾燥形ふっ素樹脂エナメル塗りの下塗りにおいて、塗装方法は、はけ塗り、ローラーブラシ塗り若しくは吹き付け塗りとする。
④コンクリート面へのアクリル樹脂系エナメルの塗装において、穴埋めパテかいに塩化ビニル樹脂パテを用いた。
◯
⑤アクリル樹脂エナメル塗りにおいて、中塗り、上塗りには、同一材料を使用し、塗付け量は0.09kg/m2とした。
◯
⑥合成樹脂エマルションペイント塗りにおいて、流動性を上げるため、有機溶剤で希釈して使用した。
×
[ 解説 ]
合成樹脂エマルションペイント塗りは、水系塗料であり、水による希釈が可能で加水して塗料に流動性をもたせる。
つや有り合成樹脂エマルションペイント塗りにおいて、塗装場所の気温が 5℃以下となるおそれがあった、施工を中止した。
(建築用仕上塗材の主材の一般的な塗付け工法)
⑦複層塗材Eのゆず肌状仕上げは、吹付け工法により行う。
×
[ 解説 ]
複層塗材Eのゆず肌状仕上げはローラー塗り工法で行う。吹付工法には凸部処理、凹凸模様がある。複層塗材Eの凹凸状仕上げは、吹付け工法により行う。
⑧内装厚塗材Cのスタッコ状仕上げは、吹付け工法またはこて塗り工法により行う。
◯
⑨可とう形外装薄塗材Eのさざ波状仕上げは、ローラー塗り工法により行う。
◯
⑩内装薄塗材Wの京壁状じゅらく仕上げは、吹付け工法により行う。
◯
⑪軽量骨材仕上塗材の砂壁状仕上げは、吹付け工法により行う。
◯