1級建築施工管理技士
学科対策 過去問題【 重要ポイント 】
5 施工管理法
4° 安全管理
4-9
酸素欠乏に関する記述として、「酸素欠乏症等防止規則」上、適当か、不適当か判断せよ。
①酸素欠乏とは、空気中の酸素の濃度が20%未満である状態をいう。
×
[ 解 説 ]
酸素欠乏とは、空気中の酸素の濃度が18%未満である状態をいう。
【関連】
メタンを含有する地層での深礎杭の掘削においては、酸素欠乏危険作業となるので、規定の酸素濃度を保つよう換気を行う。
②酸素欠乏症等とは、酸素欠乏症又は硫化水素中毒をいう。
◯
③酸素欠乏危険作業については、衛生管理者を選任しなければならない。
×
[ 解 説 ]
事業者は、酸素欠乏危険作業については酸素欠乏作業主任者を選任しなければならない。
④酸素欠乏危険作業に労働者を就かせるので、労働者に対して酸素欠乏危険作業特別教育を行った。
◯
⑤事業者は、酸素欠乏危険作業に労働者を従事させるときは、空気呼吸器等、はしご、繊維ロープ等非常の場合に労働者を避難させ、又は救出するため必要な用具を備えなければならない。
◯
⑥酸素欠乏危険場所での空気中の酸素の濃度測定は、その日の作業を開始する前に行わなければならない。
◯
⑦酸素欠乏危険場所で空気中の酸素の濃度測定を行ったときは、その記録を3年間保存しなければならない。
◯
⑧酸素欠乏危険場所においては、空気中に必要な酸素の濃度を保つよう、純酸素を使用して換気した。
×
[ 解 説 ]
事業者は、酸素欠乏危険作業に労働者を従事させる場合は、当該作業を行う場所の空気中の酸素濃度を18%以上に保つように換気し、換気を行うときは、純酸素を使用してはならない。
⑨酸素欠乏の空気が流入するおそれのある地下ピットでの作業では、あらかじめ換気設備を使用して酸素欠乏の空気を上部の地下室へ放出する。
×
[ 解 説 ]
酸素欠乏の空気が漏出するおそれのある箇所を閉そくし、酸素欠乏の空気を直接外部に放出することができる設備を設ける等の措置を講じなければならない。
【関連】
事業者は、酸素欠乏の空気が流入するおそれのある地下ピット内における作業に労働者を従事させるときは、酸素欠乏の空気が作業を行う場所に流入することを防止するための措置を講じなければならない。