1級建築施工管理技士
学科対策 過去問題【 重要ポイント 】
5 施工管理法
4° 安全管理
4-3 作業主任者の職務
定められているかどうか判断せよ。
・定められている場合 ◯
・定められていない場合 ×
①土止め支保工作業主任者は、材料の欠点の有無並びに器具及び工具を点検し、不良品を取り除くこと。
◯
[ 解説 ]
土止め支保工作業主任者の職務には、材料の欠点の有無並びに聞く及び工具を点検し、不良品を取り除くことが含まれる。
②型枠支保工の組立て等作業主任者は、作業中、安全帯等及び保護帽の使用状況を監視すること。
◯
[ 解説 ]
型枠支保工の組立て等作業主任者の職務には、作業中、安全帯等及び保護帽の使用状況を監視することが含まれる。
③木造建築物の組立等作業主任者は、作業の方法及び順序を決定し、作業を直接指揮すること。
◯
[ 解説 ]
木造建築物の組立て等作業主任者の職務には、作業の方法及び順序を決定し、作業を直接指揮することが含まれる。
④足場の組立て等作業主任者は、器具、工具、安全帯等及び保護帽の機能を点検し、不良品を取り除くこと。
◯
[ 解説 ]
足場の組立て等作業主任者の職務には、器具、工具、安全帯等及び保護帽の機能を点検し、不良品を取り除くことが含まれる。
⑤建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者は、作業を行う区域内には、関係労働者以外の労働者の立入りを禁止すること。
×
[ 解説 ]
建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者の職務には、
・作業の方法及び労働者の配置を決定し、作業を直接指揮すること。
・器具、工具、安全帯等及び保護帽の機能を点検し、不良品を取り除くこと。
・安全帯等及び保護帽の使用状況を監視すること
とあるが、作業を行う区域内には、関係労働者以外の労働者の立ち入りを禁止することは含まれない。事業者の職務である。
⑥建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者は、強風、大雨、大雪等の悪天候により、作業の実施について危険が予想されるときは、作業を中止すること。
×
[ 解説 ]
事業者は、強風、大雨、大雪等の悪天候により、作業の実施について危険が予想されるときは作業を中止する措置を講じなければならない。措置を講じるのは、作業主任者の職務ではなく、事業者である。
⑦地山の掘削作業主任者は、地山のき裂の有無及び湧水の状態を点検すること。
×
[ 解説 ]
事業者が点検者を指名してその者にさせるものとして、明かり掘削の作業を行うときに地山の亀裂の有無及び湧水の状態を点検することがあげられている。したがって、地山の掘削作業主任者の職務ではない。事業者の職務である。