1級建築施工管理技士
学科対策 過去問題【 重要ポイント 】
5 施工管理法
1° 施工計画
1-5 仮設計画・総合仮設計画
下記の正誤を判断せよ。
(仮設備)
①仮囲いを設けなければならないので、その高さは地盤面から1.5mとする計画とした。
×
[ 解説 ]
工事を行う場合においては、工事期間中、工事現場の周囲にその地盤面からの高さが1.8m以上の板塀その他これに類する仮囲いを設けなければならない。
②仮囲いは、工事現場の周辺や工事の状況により危害防止上支障がないので、設けない計画とした。
◯
[ 解説 ]
仮囲いと同等以上の効力を有する他の囲いがある場合、工事現場の周辺若しくは工事の状況により危害防止上支障がない場合においては、設けなくてもよい。
③傾斜地に設置した仮囲いの綱板の下端に生じたすき間は、木製の巾木でふさぐこととした。
◯
④ハンガー式の門扉は、重量と風圧を軽減するため、上部に網を張る構造とする計画とした。
◯
⑤鉄筋コンクリート造の工事であったので、ゲートの有効高さは、コンクリート満載時の生コン車の高さとした。
×
[ 解説 ]
工事現場のゲートの高さは、鉄筋コンクリート造の工事では、一般に空荷で退場する生コン車の高さで決まることが多く、それに合わせた高さを有効高さとする。
⑥山留めの切梁支柱と乗入れ構台の支柱は、荷重に対する安全性を確認した上で兼用する計画とした。
◯
[ 解説 ]
山留めの切梁支柱と構台支柱を兼用する場合、切梁から伝達される荷重に乗入れ構台の自重と、その他の積載荷重を合わせた荷重の安全性を構造計算で確認して施工する。
⑦溶接に使用するガスボンベ類の貯蔵小屋の壁は、1面を開口とし、他の3面は上部に開口部を設ける計画とした。
◯
[ 解説 ]
ボンベ類の貯蔵小屋は、通気のため、壁の1面は開口とし、他の3面の壁は、上部に開口部を設ける。
⑧仮設の危険物所蔵庫は、作業員詰所や他の倉庫と離れた場所に設置した。
◯
⑨工事用エレベーターは、安全性が高く簡便なラックピニオン駆動方式を用いる計画とした。
◯
⑩ タワークレーンの高さが地上から60mとなるので、航空障害灯を設置する計画とした。
◯
[ 解説 ]
地表又は水面から60m以上の高さの物件には、航空障害灯を設置しなければならない。