近年の経験記述の予想のひとつである「環境管理」に関する記述について
チェックポイント1
建設副産物対策
①「発生抑制」
②「再使用」
③「再生利用」
④「熱回収」
⑤「適正処分」
について理解する。
チェックポイント2
地球環境負荷低減の取組みについて、
3つ記述できるようにする
環境管理の出題としては建設現場で行うべきものとして、「建設副産物対策」と「地球環境負荷低減の取組み」に関する出題が多く、この2つについて自分の経験に基づいて記述できるようになっておく必要があります。
「建設副産物対策」の記述上のポイント
循環型社会形成推進基本法では、建設副産物対策の優先順位を下記の5段階としています。
①リデュース:発生抑制
ごみを出さない、または発生量を抑制すること。
②リユース:再使用
使用後多少の手入れを行って、再び使用すること。
③リサイクル:再生利用
金属くずを溶かして再製品化するなど、
一度形を変えて再生すること。
④サーマルリサイクル:熱回収
熱エネルギーを回収し、
発電や冷暖房に利用すること。
⑤適正処分
不法投棄などをさせず、
法律で定められた処理場で適正に処分すること。
【 過去の出題の特徴 】
対策が指定される場合、5つの対策が例示され、その中から選択する場合、
例示がなく自分で考えて記述する場合があります。
その対策をあげた上で、「扱った資材名又は建設副産物」、「留意した事項または実施した内容」、「結果とあなたの評価」などの記述が求められます。
(H17,H21,H24,H27)
「建設副産物対策」で要求される記述
試験対策としては、
・「取り組んだ対策」
・「扱った資材名または建設副産物」
・「実施した内容」
・「結果とあなたの評価」
の4点について、
2例ほどずつまとめておく必要があります。