問題4
次の 1.から 8.の各記述において、記述ごとの1から3の下線部の語句のうち最も不適当な箇所番号を 1つあげ、適当な語句を記入しなさい。
1. ゴムアスファルト系塗膜防水材には、手塗りタイプと吹付けタイプがあり、手塗りタイプにはゴムアスファルト①エマルションだけで乾燥造膜するものと硬化剤を用いて反応硬化させるものがある。また、吹付けタイプには、乾燥造膜や反応硬化によるものの他に、専用吹付機を用いてゴムアスファルト①エマルションと凝固剤を②交互に吹き付けて、凝固・硬化を③促進させ防水層を形成させるものがあり、鉄筋コンクリート造の地下外壁の外防水等に用いられる。
② 同時
(解説)
1.ゴムアスファルト系塗膜防水材には、手塗りタイプと吹付けタイプがあり、手塗りタイプにはゴムアスファルトエマルションだけで乾燥造膜するものと、硬化剤を用いて反応硬化させるものがある。また、吹付けタイプには、乾燥造膜や反応硬化によるものの他に、専用吹付機を用いてゴムアスファルトエマルションと凝固剤を同時に吹き付けて、凝固・硬化を促進させ防水層を形成させるものがあり、鉄筋コンクリート造の地下外壁の外防水等に用いられる。
2. 鉄筋コンクリート造のセメントモルタルによる外壁タイル後張り工法における引張接着強度検査は、施工後2週間以上経過した時点で引張接着試験機を用いて行い、引張接着強度と①破壊状況に基づき合否を判定する。
下地がモルタル塗りの場合の試験体は、タイルの目地部分を②下地モルタル面まで切断して周囲と絶縁したものとし、試験体の数は、100 m2 以下ごとに1個以上、かつ全面積で③3個以上とする。
② コンクリート
(解説)
鉄筋コンクリート造のセメントモルタルによる外壁タイル後張り工法における引張接着強度検査は、施工後2週間以上経過した時点で引張接着試験機を用いて行い、引張接着強度と破壊状況に基づき合否を判定する。
下地がモルタル塗りの場合の試験体は、タイルの目地部分をコンクリート面まで切断した周囲と絶縁したものとし、試験体の数は、100m2以下ごとに1個以上、かつ全面積で3個以上とする。
3. 鋼板製折板葺き屋根におけるけらば包みの継手位置は、端部用タイトフレームの位置よりできるだけ①離す方がよい。また、けらば包み相互の継手の重ね幅は②60 mm 以上とし、当該重ね内部に不定形又は定形シーリング材をはさみ込み、③ドリリングタッピンねじ等で締め付ける。
① 近い
(解説)
鋼板製折板葺き屋根におけるけらば包みの継手位置は、端部用タイトフレームの位置よりできるだけ近い方がよい。また、けらば包み相互の継手の重ね幅は60mm以上とし、当該重ね内部に不定形または定形シーリング材をはさみ込み、ドリリングタッピンねじ等で締め付ける。
4. 屋内の軽量鉄骨天井下地の吊ボルトは、間隔を①900 mm 程度とし、周辺部は端から②300 mm 以内に鉛直に取り付ける。
また、下地張りのある場合の野縁の取付け間隔は、③360 mm 程度とする。
② 150
(解説)
屋内の軽量鉄骨天井下地の吊りボルトは、間隔を900mm程度とし、周辺部は端部から150mmいないに鉛直に取り付ける。
また、下地張りのある場合の野縁の取付け間隔は、360mm程度とする。
5. セメントモルタル塗りの表面仕上げには、金ごて仕上げ、木ごて仕上げ、はけ引き仕上げの他①くし目引き仕上げがあり、その上に施工する仕上げ材の種類に応じて使い分ける。
②金ごて仕上げは、塗装仕上げや壁紙張り仕上げなどの下地面に用い、③はけ引き仕上げは、セメントモルタルによるタイル後張り工法の下地面に用いる。
③ 木ごて
(解説)
セメントモルタル塗りの表面仕上げには、金ごて仕上げ、本ごて仕上げ、はけ引き仕上げの他くし目引き仕上げがあり、その上に施工する仕上げ材の種類に応じて使い分ける。
金ごて仕上げは、塗装仕上げや壁紙張り仕上げなどの下地面に用い、木ごて仕上げは、セメントモルタルによるタイル後張り工法の下地面に用いる。
6. 防火区画に用いる防煙シャッターは、表面がフラットでガイドレール内での遮煙性を確保できる①インターロッキング形のスラットが用いられる。また、②まぐさに設ける遮煙機構は、シャッターが閉鎖したときに漏煙を抑制する構造とし、その材料は不燃材料、準不燃材料又は難燃材料とする。
なお、座板にアルミニウムを使用する場合には、③鋼板で覆う。
① オーバーラッピング
(解説)
防火区画に用いる防煙シャッターは、表面がフラットでガイドレール内での遮煙性を確保できるオーバーラッピング形のスラットが用いられる。また、まぐさに設ける遮煙機構は、シャッターが閉鎖したときに漏煙を抑制する構造とし、その材料は不燃材料、準不燃材料又は難燃材料とする。
なお、座板にアルミニウムを使用する場合には、鋼板で覆う。
7. パテ処理には、パテしごき、パテかい、パテ付けの3種類がある。①パテしごきは、面の状況応じて、面のくぼみ、すき間、目違い等の部分を平滑にするためにパテを塗るものである。
また、パテ付けは、②パテかいの後、表面が平滑になり、肌が一定になるようパテを③全面に塗り付けるものである。
① パテかい
(解説)
パテ処理には、パテしごき、パテかい、パテ付けの3種類がある。パテかいは、面の状況に応じて、面のくぼみ、すき間、目違い等の部分を平滑にするためにパテを塗るものである。
また、パテ付けは、パテかいの後、表面が平滑になり、肌が一定になるようパテを全面に塗り付けるものである。
8. タイルカーペットをフリーアクセスフロア下地に張り付ける場合、床パネルの段違いやすき間を① 1mm 以下に調整した後、タイルカーペットを張り付ける。
タイルカーペットは、割付けを部屋の②端部から行い、粘着はく離形の接着剤を③床パネルの全面に塗布し、適切なオープンタイムをとり、圧着しながら張り付ける。
② 中央
(解説)
タイルカーペットをフリーアクセスフロア下地に張り付ける場合、床パネルの段違いやすき間を1mm以下に調整した後、タイルカーペットを張り付ける。
タイルカーペットは、割付けを部屋の中央部から行い、粘着はく離形の接着剤を床パネルの全面に塗布し、適切なオープンタイムをとり、圧着しながら張り付ける。