1級建築施工管理技士 二次検定 施工管理【 演習問題04 】

【 演習問題04 】

問題10

図のネットワークにおいて、次の問に答えよ。

問題10ネットワーク.jpg

[ 1 ]
クリティカルパスを、
A→B→Cのように作業名で答えよ。

[ 2 ]
所要工期は何日か。

[ 3 ]
作業Dのトータルフロートは何日か。


解答・解説

ネットワークを解くと次のようになる。

[ 1 ]クリティカルパス:
A → C → E → F → H → K → M

[ 2 ]工期:48日

[ 3 ]作業Dのトータルフロート:
TF = ㉘ ー ( [ 5 ] + 6 ) = 17日

問題11

図のネットワークについて、次の問に答えよ。
なお、図において矢線の上段は作業名、下段は所要日数を示す。

問題11ネットワーク.jpg

[ 1 ]
工期を求めよ。

[ 2 ]
作業 A の最遅終了時刻を求めよ。

[ 3 ]
作業Dのトータルフロートを求めよ。

[ 4 ]
作業Dのフローフロートを求めよ。

[ 5 ]
着工後 7日の作業を終えた段階で工程のフォローアップを行ったところ、各作業の残所要日数は次の表のとおりとなった。
所要工期は何日になるか。

問題11残所要日数.jpg


解答例・解説

ネットワークを解くと次のようになる。

問題11解答ネットワーク.jpg

[ 1 ]工期:26日

[ 2 ]作業 A の最遅終了時刻:9日

[ 3 ]作業Dのトータルフロート
TF = ⑰ ー ( [7] + 8 ) = 2日

[ 4 ]作業Dのフローフロート
FF = ⑯ ー( [7] + 8 ) = 1日

[ 5 ]
7日目以降のフォローアップのため
工期を求める。

3日間工期が延びて、
工期29日となる。

問題11解答修正ネットワーク.jpg

1級建築施工管理技士 二次検定 施工管理【 演習問題05 】

【 演習問題05 】

問題12

ネットワーク工程表の特徴を4点簡潔に記述せよ。


解答例

①作業の相互関係が明確である。

②重点管理作業が明確である。

③資源の配分を平滑化でき合理的に計画できる。

④工程の遅れに対して、フォローアップが合理的に的確にできる。

問題13

図のネットワークで示される工事について、次の問いに答えよ。
なお、図において矢線の上段は作業名、下段は所要日数、( )内はそれぞれの作業に必要な1日当たりの作業従事者数である。

問題13ネットワーク.jpg

[ 1 ]
作業Aのトータルフロートを求めよ。

[ 2 ]
作業Fのフローフロートを求めよ。

[ 3 ]
作業Gの最早終了時刻を求めよ。

[ 4 ]
最早開始時刻の場合の山積みを作図せよ。
なお、図中においてクリティカルパスとなっている作業を斜線で示せ。

問題13山積み図の作成表.jpg


解答・解説

ネットワークを解く

問題13解答ネットワーク.jpg
[ 1 ]作業Aのトータルフロート:
TF = ⑫ ー ( [0] + 6 ) = 6日

[ 2 ]作業Fのフローフロート:
FF = [23] ー ([14] + 7 ) = 2日

[ 3 ]作業Gの最早終了時刻
[14] + 6 = 20日

[ 4 ]クリティカルパス B → E → H → I の各作業を底辺に描いて、フロートのある作業は最早開始時刻で作業を行わせるようにする。

問題13解答 山積み.jpg

1級建築施工管理技士 二次検定 施工管理【 演習問題06 】

【 演習問題06 】

問題14

品質管理において、建設現場で発生する問題点を把握するために用いる図、または手法の名称(QC7つ道具)を5つあげよ。


解答例

QC7つ道具を以下にあげる。
①ヒストグラム
②管理図
③チェックシート
④パレート図
⑤特性要因図
⑥相関図(散布図)
⑦層別分布図


問題15

次の時点において、品質管理のために行う試験または検査名をそれぞれ2つ記述せよ。

[ 1 ]コンクリートの荷卸し時

[ 2 ]鉄筋のガス圧接完了後

[ 3 ]鉄骨の現場溶接完了後

[ 4 ]外壁のタイル張り完了後


解 答

[ 1 ]コンクリートの荷卸し時
①スランプ試験 ②空気量試験

[ 2 ]鉄筋のガス圧接完了後
①外観検査   ②引張強度試験

[ 3 ]鉄骨の現場溶接完了後
①外観検査    ②超音波探傷試験

[ 4 ]外壁のタイル張り完了後
①打診検査    ②接着力試験


問題16

コンクリート下地の塗装に関する特性要因図において、[   ]内の番号に当てはまる語句を下の語群より選び記入せよ。

問題16特性要要因図.jpg

リフティング AE剤  骨材種類 下地材齢
吸込み程度 チョーキング 打込み量


解 答

①骨材種類(材料)
②打込み量(施工)
③吸込み程度(仕上がり品膣)
④下地材齢(下地の調査項目)

C.F.
チョーキング:
塗装が紫外線により劣化して光沢を失い、細かい粒子となって離脱する現象。