1級建築施工管理技士 令和7年 一次検定 解答速報6

令和7年 1級建築施工管理技士 一次 解答速報 問題6

問題番号[ No.41 ]から[ No.44 ]までの4問題は、全問題を解答してください。
問題は四肢択一式です。正解と思う肢の番号を1つ選んでください。

[ No.41 ]
仮設計画に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 仮囲いは、工事の支障となることがあるため、一時的な撤去や復元が可能となる計画とした。

2. 塗料や溶剤等の保管場所は、管理をしやすくするため、資材倉庫の一画を不燃材料で間仕切り、設ける計画とした。

3. 工事敷地内に設置する炊事室及び宿直室を設けない仮設事務所において、床面積は、事務所所属職員1人り当り8m2として計画した。

4. 工事敷地内に設置する作業員詰所において、床面積は、1日間に作業員詰所を利用する最大作業員数に対し、作業員4人当り3. 3m2を目安として計画した。

答え

  2
[ 解答解説 ]
1.◯

2.×
可燃性材料の保管については、次の通りに定めてられている。
①不燃材料を使用した独立の平家建とし、周囲の建物の建物から規定された間隔を確保する。
②屋根は軽量な不燃材料で葺き、天井は設けない。
③建物内の置き場は、耐火構造の室を選ぶ。
④床には、不浸透性の材料で敷く。
⑤消火に有効な消火器や消火砂等を備える。
⑥十分換気を図る。
⑦窓及び出入口には、防火設備を設ける。
⑧出入り口には戸締りを設け、「塗料置場」や「火気厳禁」の表示をする。
塗料や溶剤等の保管場所は、資材倉庫の一画ではなく、専用倉庫に設ける計画とする。

3.◯

4.◯

[ No.42 ]
仮設設備の計画に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 作業員の仮設便所において、男性用大便所の便房の数は、同時に就業する男性作業員が60人ごとに、1個設置する計画とした。

2. 工事用電気設備のケーブルを直接埋設するため、その深さを、車両その他の重量物の圧力を受けるおそれがある場所を除き60cm以上とし、埋設表示する計画とした。

3. 工事用使用電力量の算出において、コンセントから使用する電動工具の同時使用係数は、1. 0として計画した。

4. 工事用の照明設備において、常時就業させる普通の作業を行う作業面の照度は、100ルクス(lx)とする計画とした。

答え

  4
[ 解答解説 ]
1.◯

2.◯

3.◯

4.×
労働者の常時就業させる場所の作業面の照度は作業区分に応じて維持する。なお、普通の作業では 150 lx以上とする。

[ No.43 ]
工事現場における材料等の保管に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. プレキャストコンクリート板は、台木を2箇所設けて平積みとし、積重ね段数を6段以下として保管した。

2. 長尺のビニル床シートは、屋内の乾燥した場所に直射日光を避けて、縦置きにして保管した。

3. 押出成形セメント板は、平坦で乾燥した場所に平積みとし、積上げ高さを1mまでとして保管した。

4. 砂付ストレッチルーフィングは、張付け時の重ね部分となるラップ部を下に向けて、縦置きにして保管した。

答え

  4
[ 解答解説 ]
1.◯

2.◯

3.◯

4.×
付ストレッチルーフィングは、接着不良にならないように砂の付いていないラップ部分(張付け時の重ね部分)を上に向けて縦置きとし、ラップ部分の保護のため2段積みは行わない。

[ No.44 ]
工程の実施計画に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 鉄骨のCO2自動溶接による現場溶接の作業能率は、1人1日当たり6mm換算溶接長さで200mとして計画した。

2. トルシア形高力ボルトの締付け作業能率は、1人1日当たり200本として計画した。

3. 地上階床の鉄筋組立ての作業能率は、1人1日当たり0.6tとして計画した。

4. フレッシュコンクリートのコンクリートポンプによる場内運搬の作業能率は、ポンプ車1台1時間当り30m3として計画した。

答え

  1
[ 解答解説 ]
1.×
鉄骨のガスシールドアーク溶接による現場溶接は、1人1日当たり 6mm換算で80mとして計画する。一般に現場溶接の1日の平均能率は、溶接技能者1人当たり箱形(ボックス)柱で2本、梁で5箇所といわれている。

2.◯

3.◯

4.◯