問題は四肢択一式です。正解と思う肢の番号を1つ選んでください。
[ No.31 ]
改質アスファルトシート防水トーチ工法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 密着工法における平場部の改質アスファルトシートの重ね幅は、縦横とも100mm以上とした。
2. 密着工法におけるALCパネル下地のプライマーは、使用量を0.4kg/m2とし、2回に分けて塗布した。
3. 絶縁断熱工法におけるALCパネル目地の短辺接合部は、幅50mm程度のストレッチルーフィングを張り付けた。
4. 絶縁断熱工法における立上り部は、厚さ2.5mmの改質アスファルトシートの上に厚さ3mmの改質アスファルトシートを重ね張りした。
答え
3
[ 解答解説 ]
1.◯
アスファルト防水の密着工法において、平場のアスファルトルーフィング類の重ね幅は、長手、幅方向とも 100mm 程度とし、重ね部からあふれ出たアスファルトは、その都度はけを用いて塗り均しておく。
2.◯
アスファルトプライマーの塗り付け量は、ALC パネル下地では、吸込みを考慮して 0.4 kg/m2 とし、2回に分けて塗布する。
3.×
ALCパネル下地の短辺接合部は、ルーフィングシート張付けに先立ち、目地部に幅 50mm程度の絶縁用テープを張付ける。(公共建築工事標準仕様書建築工事編9.3.4(3)(ア)(c))
4.◯
立上り部は、平場部分の厚さ2.5mmの改質アスファルトシートを立ち上げ、その上に厚さ3mmの改質アスファルトシートを重ね張りする。
[ No.32 ]
シーリング工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. ALCパネルは表面強度が小さいため、モジュラスの高いシーリング材を用いて施工した。
2. コンクリート外壁の収縮目地は、温度ムーブメントの影響が小さいため、3面接着とした。
3. 異種シーリング材を打ち継ぐ際、先打ちしたポリサルファイド系シーリング材に、変成シリコーン系シーリング材を打ち継いだ。
4. 壁面における十字形交差部のシーリング材充填は、鉛直方向から先に実施した。
答え
1
[ 解答解説 ]
1.×
ALCパネルなど表面強度が小さいものに、高モジュラスのシーリング材を使用すると、ムーブメントにより被着材を破損することがある。このような場合は、低モジュラスのシーリング材を使用することが望ましい。
モジュラス:
ゴム状弾性を有する材料の物性試験において、試験片に一定の伸びを与えたときの引張応力をいう。50%の伸びを与えたときの応力を50%引張応力という。
2.◯
ムーブメントの影響が小さい場合、3面接着としてよい。
3.◯
ポリサルファイド系シーリング材に後打ちできるシーリング材には、変成シリコーン系、シリコーン系、ポリウレタン系等がある。(JASS8)
4.◯
壁面における十字形交差部のシーリング材充填は、鉛直方向から先に施工する。
[ No.33 ]
乾式工法による外壁の張り石工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 下地のコンクリート面の寸法精度は、±10mm以内とした。
2. 石材は、最大寸法を幅1、000mm、高さ800mmとし、重量を70kg以下とした。
3. ファスナー金物のコンクリート面への固定には、締付け方式のあと施工アンカーを用いた。
4. だぼ穴からはみ出ただぼ穴充填材は、硬化を確認した後に除去した。
答え
4
[ 解答解説 ]
1.◯
外壁乾式工法において、下地面の寸法精度は、±10 mmとする。
2.◯
外壁乾式工法に用いる石材の寸法は、幅及び高さ 1,200 mm以下、かつ、面積で 0.8 m2以下とし、重量については 70 kg 以下とする。
3.◯
ファスナー金物のコンクリート面への固定には、雌ねじ形(打込み式)より信頼性の高い雄ねじ形(締付け方式)のあと施工アンカーが推奨される。
4.×
だぼ穴から充填材がはみ出すと、変位吸収のためのルーズホールをふさいでしまう。このため、充填材の量に留意すると同時に、不要な充填材は硬化前に除去する。(建築工事監理指針)
[ No.34 ]
金属製折板葺き屋根工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. けらば包みの継手は、中に定形シーリング材を挟み込み、30mm重ね合わせて留めた。
2. 水上部分の折板と壁との取合い部に設ける雨押えは、先端にエプロンを取り付け、壁際の立上りを150mmとした。
3. 軒先の折板の先端部に設ける尾垂れは、下底を15°程度折り下げた。
4. 重ね形折板の重ね部分の緊結ボルトは、流れ方向の間隔を600mmとした。
答え
1
[ 解答解説 ]
1.×
けらば包みの継手位置は、できるだけタイトフレームに近い位置に設け、継手の重ねは 60mm以上とする。(JASS12)
2.◯
水上部分の壁との取合い部に設ける雨押さえは、壁際で150mm以上立ち上げる。(JASS12)
3.◯
折板葺屋根の折板の勾配はほとんどゼロに近いことが多いので、強風雨時に雨水の一部が折板の裏面を伝わって室内に浸入することがある。これを防ぐため、折板の軒先に 15°程度の尾垂れを付ける。(建築工事監理指針)
4.◯
重ね形折板の重ね部分の緊結ボルトは、山ごとにタイトフレームに固定し、流れ方向の間隔を600mmとする。
[ No.35 ]
鋼製建具に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
ただし、1枚の戸の開口は、有効幅950mm以下、有効高さ2,400mm以下とする。
1. 外部に面する両面フラッシュ戸の表面板は、溶融亜鉛めっき鋼板製とし、厚さを1.6mmとした。
2. ステンレス鋼板製のくつずりは、表面仕上げをヘアラインとし、厚さを1.5mmとした。
3. 枠及び戸の取付け精度は、ねじれ、反り、はらみともそれぞれ許容差を2mm以内とした。
4. 外部に面する両面フラッシュ戸の見込み部は、上下部を除いた左右2方を表面板で包んだ。
答え
4
[ 解答解説 ]
1.◯
鋼製建具に使用する戸の表面板の厚さは、特記による。特記がなければ、片開き、親子開き及び両開き戸の1枚の有効開口幅が 950mm、または有効高さが 2,400mmを超える場合を除き 1.6mmとする。鋼製軽量建具に使用する戸の表面板の厚さは、0.6mmとする。
2.◯
ステンレス鋼板製のくつずりは、表面仕上げをヘアラインとし、厚さを 1.5 mmとする。建具枠は、くつずり、下枠等あとでモルタル充填が困難な部分では、あらかじめ裏面に鉄線等を取り付けてモルタル詰めを行ったのちに取り付ける。
3.◯
鋼製建具の取付け精度は次の通りとする。
①枠の対角寸法差は 3mm以内
②枠及び戸のねじれ、反り、はらみは 2mm以内
③枠の倒れ(面外、面内とも)は 2mm以内
(建築工事監理指針)
4.×
外部に面する戸は、下部を除き三方の見込み部を表面板で包む。(建築工事監理指針)
内部建具の両面フラッシュ戸の見込み部は、上下部の除いた2方を表面板で包めばよい。
[ No.36 ]
塗装工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. つや有り合成樹脂エマルションペイント塗りにおいて、塗装場所の気温が5℃未満となるおそれがあったため、施工を中止した。
2. 鉄鋼面の2液形ポリウレタンエナメル塗りにおいて、中塗りの工程間隔時間の上限を7日とした。
3. 木材保護塗料塗りにおいて、原液を水で希釈し、よく攪拌して使用した。
4. 亜鉛めっき鋼面の常温乾燥形ふっ素樹脂エナメル塗りにおいて、下塗りに変性エポキシ樹脂プライマーを使用した。
答え
3
[ 解答解説 ]
1.◯
つや有り合成樹脂エマルションペイント塗りにおいて、塗装場所の気温が5℃ 以下、湿度が85%以上、換気が不十分で塗料の乾燥に不適合な場合は原則として、塗装を行わない。
2.◯
2液形ポリウレタンエナメル塗りの中塗りの工程間隔時間は、標準条件下において16時間以上7日以内とする。
3.×
木材保護塗料塗りは通常屋外で使用される木質系素地に対して適用される。木材保護塗料は、原液で使用することを基本とし、希釈はしない。
4.◯
亜鉛めっき鋼面の常温乾燥形ふっ素樹脂エナメル塗りは、下塗りに変性エポキシ樹脂プライマーを使用する。 (JASS18)
[ No.37 ]
ビニル床シート張りに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 床シートの張付けは、気泡が残らないよう空気を押し出した後、45kgローラーで圧着した。
2. 熱溶接工法において、溶接作業は床シートを張り付けた後、4時間以上経過してから行った。
3. 防湿層のない土間コンクリートへの床シートの張付けには、エポキシ樹脂系の接着剤を使用した。
4. 水回りの床シートを立ち上げて幅木としたため、幅木天端をシリコーン系シーリング材で処理した。
答え
2
[ 解答解説 ]
1.◯
床シートの張付けは、床シートを送り込みながら圧着棒を用いて空気を押し出すように行い、その後 45 kg ローラーで圧着する。
2.×
溶接作業は、床シートの張付け後12時間以上経過し、接着剤が硬化してから行う。
3.◯
防湿層のない土間コンクリート、湯沸室や洗面所等の湿気及び水の影響を受けやすい箇所に用いる接着材は、耐水性に優れたエポキシ樹脂系接着材を用いる。
4.◯
床シートを立ち上げて幅木とする場合、天端処理は、シリコーンシーリング材で行う。
[ No.38 ]
鉄筋コンクリート構造の建築物の内部断熱工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 押出法ポリスチレンフォーム張付け工法において、セメント系下地調整塗材を用いて隙間ができないようにしてから、断熱材を全面接着で張り付けた。
2. 押出法ポリスチレンフォーム打込み工法において、熱橋防止のため、天井の吊りボルトの吊元となるインサートを樹脂製のものとした。
3. 硬質ウレタンフォーム吹付け工法において、厚さ5mmの下吹きの後、多層吹きの各層の厚さは各々40mm以下とした。
4. 硬質ウレタンフォーム吹付け工法において、冷蔵倉庫で断熱層が特に厚かったため、1日の最大吹付け厚さを80mmとした。
答え
3
[ 解答解説 ]
1.◯
張付け工法においては、断熱材と躯体との境界面にすき間が生じるとその部分に結露が生じやすくなるため、接着は全面接着とし、密着させて張り付ける。
2.◯
金属製の天井の吊りボルトの吊元となるインサートは熱橋(ヒートブリッジ)となるので、熱橋対策として樹脂製のものを使用する。
3.×
硬質ウレタンフォーム吹付け工法において、断熱材の吹き付け厚さが 30mmの場合は多層吹きとし、1層の厚さは各々 30mm以下とする。(JASS24)
4.◯
硬質ウレタンフォーム吹付け工法において、断熱材の吹付け厚さが50mmの場合は多層吹きとし、1層の厚さは各々30mm以下とする。また、1日の総吹付け厚さは80mmを超えないものとする。
[ No.39 ]
外壁ALCパネル工事の縦壁ロッキング構法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 外壁パネル下部において、取合いのコンクリート面に設けた定規アングルとパネル下面との間のパネル幅方向中央部に、Rスペーサーを設置した。
2. 外壁パネルと間仕切パネルの取合い部は伸縮目地とし、目地幅は10mmから20mmとした。
3. 外壁パネル間の横目地は伸縮目地とし、目地幅は10mmとした。
4. 耐火性能が要求される伸縮目地には、モルタルを充填した。
答え
4
[ 解答解説 ]
1.◯
縦壁ロッキング構法において、その長さが1.8mを超える場合、取合いのコンクリート面に設けた定規アングルとパネル下面との間のパネル幅方向中央部に、Rスペーサーを設置する。
2.◯
間仕切パネルの出隅部、入隅部の縦目地及び外壁や柱等とパネルとの間には、20mm程度の伸縮目地を設けてパネルを取り付ける。(JASS21)
3.◯
ALCパネルの短辺小口相互の接合部の目地は、伸縮目地とし、目地幅は 10 mm以上とする。
4.×
耐火性能が要求される間仕切り壁の伸縮目地には耐火目地材を用いる。一般に、耐火目地材は、JIS A9504に定めるロックウール保温板に適合するものとする。(建築工事監理指針)
[ No.40 ]
内装改修工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
ただし、既存部分は、石綿(アスベスト)を含まないものとする。
1. 新規仕上げがビニル床シートのため、既存床材撤去の際に生じた下地コンクリート面の凹み部は、ポリマーセメントモルタルの充填により補修した。
2. 防火認定の壁紙の張替えは、既存壁紙の裏打紙を全て撤去した後に防火認定の壁紙を張り付けた。
3. 壁のモルタル下地の既存合成樹脂エマルションペイント塗膜は、エフロレッセンスが見られたため、ディスクサンダーで塗膜を全面除去した。
4. モルタル下地の既存合成樹脂塗床材は、下地モルタルを残し、電動斫り器具を用いて塗床材のみを除去した。
答え
4
[ 解答解説 ]
1.◯
下地のコンクリートまたはモルタルの凹凸・段差等は、サンダー掛けまたはポリマーセメントモルタルの充填等により補修し、コンクリート金ごて仕上げ程度に仕上げる。なお、新規仕上げが合成樹脂塗床の場合はエポキシ樹脂モルタルにより補修する。
2.◯
防火認定の壁紙の張替えは、既存の壁紙を残さず撤去し、下地基材面を露出させてから新規の壁紙を張り付けなければ防火材料に認定されない。裏打紙の薄層は、水を塗布し糊を溶解させて残さず撤去する。
3.◯
壁のモルタル下地の既存合成樹脂エマルションペイント塗膜は、エフロレッセンスが見られたため、ディスクサンダーやワイヤーブラシ、高圧水洗などで全面除去する。
4.×
合成樹脂塗床材の撤去には、ケレン棒、電動ケレン棒、電動はつり器具、ブラスト機械などを用いる。撤去範囲は、下地がモルタル塗りの場合はモルタル下地とも、コンクリート下地の場合はコンクリート表面から3mm程度とする。
