1級建築施工管理技士 令和7年 一次検定 解答速報3

令和7年 1級建築施工管理技士 一次 解答速報 問題3

問題番号[ No.16 ]から[ No.20 ]までの5問題は、全問題を解答してください。問題は四肢択一式です。正解と思う肢の番号を1つ選んでください。

[ No.16 ]
構内アスファルト舗装に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. アスファルト混合物の締固め作業は、一般に継目転圧、初転圧、二次転圧、仕上げ転圧の順に行う。

2. 舗装の継目は、既設舗装の補修、延伸等の場合を除いて、下層の継目の上に上層の継目を重ねないようにする。

3. 盛土をして路床とする場合は、一層の仕上り厚さ300mm程度ごとに締め固めながら、所定の高さに仕上げる。

4. アスファルト混合物の敷均し時の温度は、一般に110℃以上とする。

答え

  3
[ 解答解説 ]
1.◯
2.◯
3.×
盛土をして路床とする場合は、一層の仕上り厚さは200mm程度ごとに締め固める。
4.◯

[ No.17 ]
電気設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 電圧の種別における高圧とは、交流の場合 600Vを超え、6,600Vまでのものをいう。

2. 電圧の種別における低圧とは、直流の場合750V以下のものをいう。

3. 中規模ビル等のポンプ、ファン等の動力用の誘導電動機には、一般に三相3線式200Vが用いられる。

4. 住宅では、一般に単相2線式100V又は単相3線式100/200Vが用いられる。

答え

  1
[ 解答解説 ]
1.×
電圧の種別における高圧とは、直流にあっては 750Vを超え、交流にあっては 600Vを超え、直流、交流ともに 7,000Vまでのものをいう。(電気設備に関する技術基準を定める省令第2条第1項)
直流     交流
低圧    750V以下   600V以下 (一般用電気工作物)
高圧    750V超    600V超  (事業用電気工作物)
7,000V以下  7,000V以下
特別高圧 7,000V超   7,000V超 (事業用電気工作物)
2.◯
3.◯
4.◯

[ No.18 ]
給排水設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 高置水槽方式は、一度受水槽に貯留した水をポンプで建物高所の高置水槽に揚水し、高置水槽からは重力によって各所に給水する方式である。
2. ポンプ直送方式は、一度受水槽に貯留した水をポンプを介して直接各所に給水する方式である。
3. エアチャンバーは、給水管内に生ずるウォーターハンマーの水撃圧を吸収するためのものである。
4. 排水系統に設ける通気管は、汚水や雑排水の逆流を防止するためのものである。

答え

  4
[ 解答解説 ]
1.◯
2.◯
3.◯
4.×
通気管は、給水菅内の流れを円滑に行い、管内気圧変動を最小限にとどめ、サイホン作用によるトラップの封水が破封されるのを防止するために設ける。

[ No.19 ]
建築物に設ける昇降設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
ただし、特殊な構造又は使用形態のものを除くものとする。
1. 乗用エレベーターの昇降路の出入口の床先とかごの床先との水平距離は、4cm以下とする。
2. 乗用エレベーターの最大定員の計算においては、1人当たりの体重を65kgとする。
3. エスカレーターの踏段と踏段の隙間は、原則として5mm以下とする。
4. エスカレーターの勾配が8°を超え30°以下の踏段の定格速度は、毎分50mとする。

答え

  4
[ 解答解説 ]
1.◯
2.◯
3.◯
4.×
勾配が 8度を超え30度以下のエスカレーターの踏段の定格速度は45m/分以下とする。

[ No.20 ]
請負契約に関する記述として、「公共工事標準請負契約約款」上、誤っているものはどれか。
1. 発注者又は受注者は、工期内で請負契約締結の日から12月を経過した後に賃金水準又は物価水準の変動により請負代金額が不適当となったと認めたときは、相手方に対して請負代金額の変更を請求することができる。
2. 受注者は、発注者が設計図書を変更したために請負代金額が1/2以上減少したときは、直ちに契約を解除することができる。
3. 発注者は、工事の施工に伴い通常避けることができない騒音、振動、地盤沈下、地下水の断絶等の理由により第三者に損害を及ぼしたときは、原則として、その損害を負担しなければならない。
4. 受注者は、工事目的物及び工事材料等を設計図書に定めるところにより火災保険、建設工事保険その他の保険に付さなければならない。

答え

  2
[ 解答解説 ]
1.◯
2.×
受注者(請負人)は発注者が設計図書を変更したために請負代金額が 2/3以上減少したときは、契約を解除することができる。(公共工事標準請負契約約款第52条第一号)
3.◯
4.◯