一次検定 施工(仕上工事)左官 3-1 セメントモルタル塗り

1級建築施工管理技士
学科対策 過去問題【 重要ポイント 】

4 施工(仕上工事)
3° 左官工事

3-1 セメントモルタル塗り
下記の正誤を判断せよ。
①額縁のちりじゃくりの周囲は、こて1枚の厚さだけ透かしておいた。

答え

  ◯

[ 解説 ]

②下地処理にセメントペースト塗りを行い、乾かないうちにモルタル塗りを行った。

答え

  ◯

③モルタルの収縮によるひび割れを防ぐがめ、できるだけ粒径の小さい骨材を用いた。

答え

  ×

[ 解説 ]
モルタルには、できるだけ粒径大きい骨材そ用いることで、セメントペーストの量を減らすことができ、収縮ひび割れ防ぐことができる

④つけ送りを要する下地は、下塗り用と同配合のモルタルで不陸を調整した。

答え

  ◯

⑤下塗りは、吸水調整材を塗布後1時間以上おいた後に、乾燥を確認してから行った。

答え

  ◯

⑥中塗り用のモルタルは、セメントと砂の調合(容積比)を1:3とした。

答え

  ◯

[ 解説 ]
セメント調合比(容積比)

⑦総塗り厚が35mmを超えるので、アンカーピンを打ち込んで金網を取り付け、補修塗りを行った。

答え

  ◯

[ 解説 ]
総塗り厚(つけ送り+ 仕上げ)が35mmを超える場合は、溶接金網アンカーピンまたはネットなどを取り付けた上でモルタルを塗り付ける。


 

一次検定 施工(仕上工事)塗装・吹付 4-1 塗装工事

1級建築施工管理技士
学科対策 過去問題【 重要ポイント 】

4 施工(仕上工事)
4° 塗装工事・吹付け工事

4-1 塗装工事
下記の正誤を判断せよ。

(コンクリート素地面の塗装工事)
①2液形ポリウレタンエナメル塗りにおいて、塗料は所定の可使時間内に使い終える量を調合して使用した。

答え

  ◯

②2液形ポリウレタンエナメル塗りにおいて、下塗り及び中塗りの工程間隔時間の上限は7日とした。

答え

  ◯

③常温乾燥形ふっ素樹脂エナメル塗りにおいて、気温が20℃だったので、塗膜の層間付着性に配慮し、工程間隔時間を24時間とした。

答え

  ◯

[ 解説 ]
・常温乾燥形ふっ素樹脂エナメル塗りの塗装工程の標準工程間隔時間は、気温20℃のとき、16時間以上7日以内をする。
・常温乾燥形ふっ素樹脂エナメル塗りの下塗りにおいて、塗装方法は、はけ塗り、ローラーブラシ塗り若しくは吹き付け塗りとする。

④コンクリート面へのアクリル樹脂系エナメルの塗装において、穴埋めパテかいに塩化ビニル樹脂パテを用いた。

答え

  ◯

⑤アクリル樹脂エナメル塗りにおいて、中塗り、上塗りには、同一材料を使用し、塗付け量は0.09kg/m2とした。

答え

  ◯

⑥合成樹脂エマルションペイント塗りにおいて、流動性を上げるため、有機溶剤で希釈して使用した。

答え

  ×

[ 解説 ]
合成樹脂エマルションペイント塗りは、水系塗料であり、水による希釈が可能で加水して塗料に流動性をもたせる
つや有り合成樹脂エマルションペイント塗りにおいて、塗装場所の気温が 5℃以下となるおそれがあった、施工を中止した。

(建築用仕上塗材の主材の一般的な塗付け工法)
⑦複層塗材Eのゆず肌状仕上げは、吹付け工法により行う。

答え

  ×

[ 解説 ]
複層塗材Eゆず肌状仕上げローラー塗り工法で行う。吹付工法には凸部処理、凹凸模様がある。複層塗材Eの凹凸状仕上げは、吹付け工法により行う。

⑧内装厚塗材Cのスタッコ状仕上げは、吹付け工法またはこて塗り工法により行う。

答え

  ◯

⑨可とう形外装薄塗材Eのさざ波状仕上げは、ローラー塗り工法により行う。

答え

  ◯

⑩内装薄塗材Wの京壁状じゅらく仕上げは、吹付け工法により行う。

答え

  ◯

⑪軽量骨材仕上塗材の砂壁状仕上げは、吹付け工法により行う。

答え

  ◯

一次検定 施工(仕上工事)塗装・吹付 4-2 素地調整・素地ごしらえ

1級建築施工管理技士
学科対策 過去問題【 重要ポイント 】

4 施工(仕上工事)
4° 塗装工事・吹付け工事

4-2 素地調整・素地ごしらえ
(素地調整)
①鉄鋼面に付着した溶接のスパッタは、りん酸塩溶液により取り除いた。

答え

  ×

[ 解説 ]
溶接のスパッタ(溶接中に飛散するスラグや金属粒)は、アルカリ性溶液りん酸塩溶液では取り除けない。電動工具や手工具で除去する

②亜鉛めっき鋼面は、付着性を向上させるためりん酸塩の化成皮膜を形成させた。

答え

  ◯

[ 解説 ]
亜鉛めっき鋼面の化成皮膜処理は、りん酸塩の化成皮膜やクロム酸塩の化成皮膜を形成させ、防食効果を高めて塗料の付着性を向上させる。

③低水素系被覆アーク溶接棒による溶接部は、アルカリ性となるので中和処理を行った。

答え

  ◯

[ 解説 ]
低水素系被覆アーク溶接棒による溶接部は、強アルカリ性となるため、りん酸水溶液をはけ塗りして中性処理後、水洗いする。

④ブラスト処理後の鉄鋼面は、直ちにした塗りを行った。

答え

  ◯

[ 解説 ]
ブラスト処理で錆落しを行った鉄鋼面は、錆やすい状態になっており、直ちに下塗りを行う。

(素地ごしらえ)
⑤塗装工事において、亜鉛めっき鋼面の素地ごしらえの化成皮膜処理は、りん酸塩による処理とすることとした。

答え

  ◯

⑥けい酸カルシウム板の吸込止として、反応形合成樹脂ワニスを全面に塗布した。

答え

  ◯

⑦ALCパネル面の塗装において、下地調整塗りを行った後、合成樹脂エマルションシーラーを全面に塗布した。

答え

  ×

[ 解説 ]
ALCパネルの場合、下地調整塗りの前、下地からの浸出物の影響を抑えるために、下地面に合成樹脂エマルションシーラーを全面に塗布する。

⑧押出成形セメント板面の塗装において、下地調整塗りの工程を省略して、吸込止め処理を行った。

答え

  ◯

[ 解説 ]
押出成形セメント板面は、表面が綿密で平滑なため、下地調整塗りを省略して、吸込み止め処理を行うことができる。

⑨透明塗料塗りの木部の素地面で、仕上げに支障のおそれがある甚だしい変色は、漂白剤を用いて修正した。

答え

  ◯

[ 解説 ]
透明塗料塗りの木部の素地面については、汚れ・付着物の除去、研磨作業を実施する。素地面に仕上げに支障のおそれがある甚だしい色むら、汚れ、変色等がある場合は、必要に応じて、漂白剤を用いて修正する。

一次検定 施工(仕上工事)塗装・吹付 4-3 防水形複層塗材E

1級建築施工管理技士
学科対策 過去問題【 重要ポイント 】

4 施工(仕上工事)
4° 塗装工事・吹付け工事

4-3 防水形複層塗材E
(防水形合成樹脂エマルション系複層仕上塗材)
①下塗材は、指定量の水又は専用うすめ液で均一に薄める。

答え

  ◯

②下塗材の所要量は、試し塗りを行い、0.2kg/m2とした。

答え

  ◯

③主材の凸部処理を行う場合は、試し吹きを行ってから、本施工を行う。

答え

  ◯

④主材は、下地のひび割れに対する追従性を向上させるため、混合時にできるだけ気泡を混入させる。

答え

  ×

[ 解説 ]
主材の混合時に気泡を多く混入させると、下地のひび割れに対する追従性が著しく低下するので、気泡混入最小限になるように注意を払う。

⑤入隅、出隅、開口部まわりなど均一に塗りにくい箇所は、はけやコーナー用ローラーなどで増塗りを行う。

答え

  ◯

⑥主材の基層塗りは2回塗りとし、だれ、ピンホールがないように均一に塗り付けた。

答え

  ◯

⑦凸部処理は、主材の模様塗り後1日経過してから行った。

答え

  ×

[ 解説 ]
凸部処理を行う場合、押さえは主材の模様塗り後、乾燥状態を踏まえて、所定の模様が得られるように、1時間以内に行う

(塗装の欠陥)
⑧下地の乾燥が不足すると、「色分かれ」が生じやすい。

答え

  ×

[ 解説 ]
色別れの原因は、混合不十分や溶剤の過剰添加等で起こるので、十分に混合し、厚塗りを避け、だれを生じさせないようにする。なお、下地の乾燥不足は、ふくれはがれが生じやすい

⑨塗料の流動性が不足すると、「はけ目」が生じやすい。

答え

  ◯

[ 解説 ]
・下地の吸込みが著しいと、「つやの不良」が生じやすい。
・素地に水や油が付着していると、「はじき」が生じやすい。

⑩白化を防止するため、湿度が高いときの施工を避ける。

答え

  ◯

[ 解説 ]
だれを防止するため、希釈を控えめにし、はけの運行を多くする。
ひび割れを防止するため、下塗りが十分乾燥してから上塗りを行う。

⑪しわを防止するため、厚塗りをし、乾燥時に温度を上げて乾燥を促進する。

答え

  ×

[ 解説 ]
しわは、厚塗りや乾燥時に温度が上がって表面が上乾きになる等が原因で起きるので、設問のようなことはさける。

一次検定 施工(仕上工事)張石・タイル 5-1 乾式工法による外壁

1級建築施工管理技士
学科対策 過去問題【 重要ポイント 】

4 施工(仕上工事)
5° 張り石工事・タイル工事

5-1 張り石工事(乾式)
乾式工法による外壁の張り石工事に関して
下記の正誤を判断せよ。
①石材は、厚さ20mmのものを使用した。

答え

  ×

[ 解説 ]
乾式工法に用いる石材の厚さは、最低30mmとする
石材の寸法は、幅及び高さ 1,200mm以下、かつ、面積 0.8m以下とする。

②下地面の寸法精度は±10mm以内となるようにした。

答え

  ◯

③厚さ30mm、大きさ500mm角の石材のだぼ穴のはしあき寸法は、60mmとした。

答え

  ×

[ 解説 ]
厚さ30mm、大きさ500mm角の石材のだぼ穴のはしあき寸法は、石材の厚みの3倍以上の端あき寸法を確保し、石材両端より辺長の1/4の位置に設置するのが一般的である。従って125mmとなる


④厚さが30mmの石材のだぼ穴中央位置は、石材の裏面から15mmとした。

答え

  ◯

⑤スライド方式のファスナーに設けるだぼ用の穴は、外壁の面内方向のルーズホールをした。

答え

  ◯

⑥ファスナーは、ステンレス製とし、ダブルファスナーとした。

答え

  ◯

[ 解説 ]
外部に用いられるファスナーは、ステンレス製のSUS304とし、取付け後、点検が不可能な部分は、耐久性と施工性のよりダブルファスナーをする方がよい。

⑦ダブルファスナー形式の場合の取付け代として、石材裏面と躯体コンクリート面の間隔を50mmとした。

答え

  ×

[ 解説 ]
石材裏面と躯体コンクリート面の間隔は、ダブルファスナーの最小寸法は60mm標準70mmとする

⑧石材間の目地は、幅を10mmとしてシーリング材を充填した。

答え

  ◯

⑨だぼ穴からはみ出ただぼ穴充填材は硬化前に除去した。

答え

  ◯

⑩ 壁最下部の巾木石には、裏面にモルタルを充填した。

答え

  ◯

⑪ 石材が衝撃を受けた際の飛散や脱落を防止するため、繊維補強タイプの裏打ち処理材を使用した。

答え

  ◯

 

一次検定 施工(仕上工事)張石・タイル 5-2 タイル張り工事

1級建築施工管理技士
学科対策 過去問題【 重要ポイント 】

4 施工(仕上工事)
5° 張り石工事・タイル工事

5-2 タイル張り工事
下記の正誤を判断せよ。
①モザイクタイル張りのたたき押えは、タイル目地に盛り上がった張付けモルタルの水分で目地部の紙が湿るまで行った。

答え

  ◯

[ 解説 ]
モザイクタイル張りは、下地面に張付けモルタルを塗り、タイルをたたき押さえながら張り進めるもので、一度に塗り付ける面積は、3m以下とする。


②接着剤張りの接着剤は、下地に厚さ3mm程度になるように塗布し、くし目ごてでくし目を立てた。

答え

  ◯

③小口タイルの改良積み上げ張りの張付けモルタルは、下地モルタルの上に塗厚4mm程度で塗り付けた。

答え

  ×

[ 解説 ]
小口タイルの改良積上げ張り張付けモルタルは、タイル裏面全面7mm程度の厚さになるように塗り付ける

④二丁掛けタイルの改良積上げ張りにおいて、1日の張付け高さを1.8mとした。

答え

  ×

[ 解説 ]
改良積上げ張りは、タイル裏面に塗り付けるモルタルの厚さが他の張り方より大きく、タイルを下部から上部に張り付けるので、1日の張付け高さ1.5m以下と制限している

⑤密着張りの張付けモルタルは2度塗りとし、その塗り付ける面積は、20分以内にタイルを張り終える面積とした。

答え

  ◯

[ 解説 ]
・小口タイルの密着張りの張付けモルタルは、だれが生じるおそれがあるので、2回に分けて塗り、塗厚5mm程度とする
(外壁のタイル密着張り工法)
・張付けは、上部より下部へと張り進めるが、まず1段おきに水糸に合わせて張り、そのあと間を埋めるようにして張り付ける。
・小口タイルの張付けは、振動工具による衝撃位置をタイルの両端を中間の3箇所とする。
・引張り接着強度検査の試験体数は、100m2以下ごとに1個以上とし、かつ全面積で3個以上とする。

⑥改良圧着張りでは、張付けモルタルを下地面側に5mm程度、タイル裏面に厚さ3mm程度の厚さで塗り、たたき押えを行い張り付けた。

答え

  ◯

⑦50二丁タイルのマスク張りの張付けモルタルは、ユニットタイルの裏面に厚さ4mm程度のマスク板をあて、所定の厚さに塗り付けた。

答え

  ◯

⑧マスク張りでは、張付けモルタルを塗り付けたタイルは、塗り付けてから20分を限度に張り付けた。

答え

  ×

[ 解説 ]
マスク張りでは、張付けモルタルを塗り付けたタイルは、塗り付けてから5分以内を限度に張り付ける

 

⑨タイル張り面の伸縮調整目地は、縦目地を3m内外、横目地を4m内外ごとに設けた。

答え

  ◯

 

一次検定 施工(仕上工事)建具 6-1 金属製建具

1級建築施工管理技士
学科対策 過去問題【 重要ポイント 】

4 施工(仕上工事)
6° 建具工事

6-1 金属製建具
下記の正誤を判断せよ。
(アルミニウム製建具)
①アルミニウム合金がコンクリート、モルタルに接する箇所には、ウレタン樹脂系の塗料を施した。

答え

  ◯

②建具取付け用の躯体アンカーの打込み位置は、開口の隅より250mm内外を端とし、中間は600mmの間隔とした。

答え

  ×

[ 解説 ]
躯体アンカーの打込み位置は、開口部の隅より150mm内外を端とし、中間500mm内外の間隔に設ける
建具枠に組み込む補強材、アンカー等は、鋼製又はアルミニウム合金製とする。鋼製のものは、亜鉛めっき等の接触による腐食防止処理を行ったものを使用する。

③外部建具周囲のモルタルを充填する際は、仮止め用のくさびを取り除いた。

答え

  ◯

[ 解説 ]
仮止めに用いるくさびは、モルタル充填の際に取り除かないと作業ができないようにするために長いものを用いる。

④外部建具周囲の充填モルタルは、NaCl換算0.06%(質量比)以下まで除塩した海砂を使用した。

答え

  ×

[ 解説 ]
外部建具周囲の充填モルタルに海砂を用いる場合は、NaCl換算0.04%以下まで除塩したものを使用する水切り付きサッシは、水切り板及びサッシ下枠部と躯体間を、二度に分けてモルタル詰めを行う。

⑤モルタルが長時間アルミニウム材に付着すると、変色することがあるため、早期に除去、清掃した。

答え

  ◯

(鋼製建具)
⑥建具枠は、くつずりの裏面に鉄線を付け、あらかじめモルタル詰めを行った後、取り付けた。

答え

  ◯

[ 解説 ]
ステンレス鋼板製くつずりは、厚さ 1.5mm以上のものを用いる。表面仕上げは、一般に傷が目立ちにくいヘアライン仕上げが用いられる。

⑦枠及び戸の取付け精度は、ねじれ、反り、はらみともそれぞれ許容差を、±4mmとした。

答え

  ×

[ 解説 ]
枠及び戸の取付け精度は、ねじれ、反り、はらみともそれぞれ許容差が 2mm以内である。通常の鋼製建具枠は、心墨、陸隅等の基準墨を出し、建具にも基準墨に合う位置にマークして位置を調整する。精度の許容差は、面内、面外とも2mm以内とする。

⑧片開きドアに取り付けるドアクローザは、押して開ける側に取り付けるのでパラレル取付けとした。

答え

  ◯

⑨防火設備の防火戸が枠と接する部分は、戸当たりを設け、閉鎖したときにすき間がない構造とした。

答え

  ◯

【参考】板ガラスのはめ込み

・不定形シーリング材構法において、可動窓の場合、開閉時の衝撃によるガラスの損傷を避けるため、エッジスペーサーを設置する。
・不定形シーリング材構法におけるセッティングブロックは、一般にガラス横幅寸法の約1/4のところに2箇所設置する。
・グレイジングガスケット構法におけるガスケットは、伸ばさないようにし、各隅を留め付ける。
・構造ガスケット構法の場合、ジッパーを取り付ける際には、ジッパーとジッパー溝に滑り剤を塗布する。

一次検定 施工(仕上工事)建具 6-2 エンジンドア・シャッター・カーテンウォール

1級建築施工管理技士
学科対策 過去問題【 重要ポイント 】

4 施工(仕上工事)
6° 建具工事

6-2 エンジンドア・シャッター・カーテンウォール
下記の正誤を判断せよ。
①スライディングドアなので、開速度、閉速度とも500mm/sに設定した。

答え

  ×

[ 解説 ]
自動ドア開閉装置において、スライディングドアの開閉速度は、開速度500mm/s以下、閉速度350mm/s以下である。自動ドア開閉装置において、手動開き力は、ドアを手で100N以下の力で開閉できなければならない。

②押しボタンスイッチ式のスライディングドアには、安全性を考慮して、補助センサーを設置した。

答え

  ◯

[ 解説 ]
車いす使用者用の押しボタンスイッチ(点感知)は、ドアより70~100㎝後退した位置で、床より60~120㎝の高さに設置する。

(電動式の重量シャッター)
③外部に面するシャッターには、耐風圧性を高めるため、ガバナー装置を取り付けた。

答え

  ×

[ 解説 ]
ガバナー装置は、シャターの急激な落下を防止するための装置である。耐風圧性を高めるには、スラットのはずれ止め機構を取り付ける等で対処する。
スラットの形式では、インターロッキング形は防火シャッターに用いられ、オーバーラッピング形は防煙シャッターとして用いられる。

④シャッターには、全開又は全閉した際に所定の位置で自動的に停止させるためのリミットスイッチを取り付けた。

答え

  ◯

[ 解説 ]
シャッターの降下時の挟まれ事故防止のため、座板等が障害物に接すると下降が停止する接触式の障害物感知装置を用いる。

(メタルカーテンウォール工事)
⑤床面に取り付けるファスナーは、カーテンウォール部材を制度よく取り付けるがめに、各階ごとに出された地墨をもとに取り付けた。

答え

  ×

[ 解説 ]
カーテンウォール部材を精度よく取り付けるためには、建物の基準墨を基にピアノ線等を用いて水平・垂直方向に連続した基準を設定して取り付ける

⑥床面に取り付けるファスナーのボルト孔は、躯体の施工誤差を吸収するため、ルーズホール方式とした。

答え

  ◯

⑦部材の熱伸縮による発音を防止するため、滑動する金物間に摩擦低減材を挟んだ。

答え

  ◯

⑧パネル材は、脱落防止のために3箇所以上仮止めし、本止め後速やかに仮止めボルトを撤去した。

答え

  ◯

⑨組立て方式は、すべての構成部材を工場で組み立てるノックダウン方式とした。

答え

  ×

[ 解説 ]
すべての構成部材を工場で組み立てるのは、ユニット方式である。ノックダウン方式は一部の部材を現場で取り付けてユニットが完成するように加工した部材である
一般的には、本体鉄骨の製作に合わせてすべてを工場で製作するが、鉄骨工事に間に合わない場合、金物のみを別途搬入して、現場で取り付ける。

一次検定 施工(仕上工事)金属 7-1 軽量鉄骨天井下地

1級建築施工管理技士
学科対策 過去問題【 重要ポイント 】

4 施工(仕上工事)
7° 金属工事

7-1 軽量鉄骨天井下地に関する記述
下記の正誤を判断せよ。
①吊りボルトは、間隔を900mm程度とし、周辺部では端から150mm以内に配置する。

答え

  ◯

②屋内の天井のふところが1,500mm以上ある吊りボルトは、径が6mmの丸鋼を用いて振れ止め補強を行った。

答え

  ×

[ 解説 ]
天井のふところが1,500mm以上ある場合には、縦横間隔1,800mm程度に吊りボルト(径9mm以上)の丸鋼を用いて振れ止め補強を行う

③屋内及び屋外に使用する野縁は、ボード張付け面の幅寸法が、シングル野縁は25mm、ダブル野縁は50mmのものを用いた。

答え

  ◯

④ボード1枚張りの場合、野縁の間隔は450mm程度とする。

答え

  ×

[ 解説 ]
野縁の間隔はボード類1枚張りの場合、ボード類の1辺の長さが600mm以下で300mm程度とする

⑤下地張りがなく、野縁が壁に突き付けとなる場所に天井目地を設けるので、厚さ0.5mmのコ形の亜鉛めっき鋼板を野縁端部の小口に差し込んだ。

答え

  ◯

⑥野縁を野縁受けに取り付けるクリップのつめの向きは、野縁受けに対し同じ向きに留め付けた。

答え

  ×

[ 解説 ]
野縁と野縁受けの留付けクリップのつめの向きは、野縁受けに対して交互に向きを変えて留め付ける。

⑦ダクト等で直接吊りボルトが取り付けられのないので、アングル等の鋼材をダクトと切り離して、吊りボルトを取り付けた。

答え

  ◯

⑧下り壁により天井に段違いがある場合、2,700mm程度の間隔で段違い部分の振れ止め補強を行う。

答え

  ◯

[ 解説 ]

⑨照明器具の開口のために、野縁及び野縁受けを切断したので、それぞれ同材で補強した。

答え

  ◯

野縁受け用のハンガーは、吊りボルトにナット2個を用いて挟み込んで固定した。

答え

  ◯



一次検定 施工(仕上工事)金属 7-2 軽量鉄骨壁下地

1級建築施工管理技士
学科対策 過去問題【 重要ポイント 】

4 施工(仕上工事)
7° 金属工事

7-2 軽量鉄骨壁下地
下記の正誤を判断せよ。
①ランナーは、両端部は端部から50mm内側で固定し、中間部は900mm間隔で固定した。

答え

  ◯

[ 解説 ]
ランナーを軽量鉄骨天井下地に取り付ける場合は、タッピンねじの類又は溶接で、間隔900mm程度に固定する。

②スタッドは、上下ランナーに差し込み、半回転させて取り付けた。

答え

  ◯

③スタッドの高さが4.5mだったので、90形のスタッドを用いた。

答え

  ◯

[ 解説 ]
スタッドは、上部ランナーの上端とスタッド天端のすき間が10mm以下となるように切断する。

④スタッドの間隔は、ボード2枚張りの場合は600mmとし、ボード1枚張りの場合は300mmとした。

答え

  ×

[ 解説 ]
スタッドの間隔は、ボード2枚張りの場合は450mm程度、ボード1枚張りの場合は、300mm程度とし、スタッドの上下は、ランナーに差し込む。

⑤スタッドの建込み間隔の精度は、±5mmとした。

答え

  ◯

⑥スペーサーは、各スタッドの端部を押さえ、間隔600mm程度に留め付けた。

答え

  ◯

⑦スタッドの高さが2.5mだったので、振れ止めは、床面ランナー下端から約1.2mの高さに1段のみ設けた。

答え

  ◯

⑧振れ止めは、フランジ側を下向きにして、スタッドに引き通した。

答え

  ×

[ 解説 ]
振れ止めは、ウェブの背の下側、フランジ側上向きにしてスタッドに引き通し、振れ止めに浮きが生じないようにスペーサーで固定する。
振止めは、床面から1,200mm程度の間隔でスタッドに引き通し、スペーサーで固定する。

⑨65形のスタッド材を使用した高さ4.0mのそで壁端部にスタッド材を2本抱き合わせて溶接したものを補強材として用いた。

答え

  ×

[ 解説 ]
袖壁の端部の補強は、使用するスタッド材の種類に応じて、出入り口など開口部に用いる垂直方向の補強材(C-60x30x10x2.3)と同材をスタッドに溶接等固定し補強する

参考)金属の表面処理

・海岸近くの屋外に設ける鋼製手摺は、溶融亜鉛めっきとし、上に塗装を行う。
・ステンレスと銅合金の接触腐食防止処置として、銅合金を塩化ビニル材で被覆する。
・ステンレスとアルミニウムの接触腐食防止処置として、アルミニウムにアクリル系の塗料を塗布する。
・ステンレスのヘアライン仕上げは補修が比較的容易なので、取付け後についた軽微な傷は現場で補修する。。