1級建築施工管理技士
学科 過去問【 重要ポイント 】
6 法 規
5° その他の法規
5-6
宅地造成工事規制区域内において行われる宅地造成工事に関する記述として、「宅地造成規制法」上、正しい(適当)か、誤り(不適当)か、判断しなさい。
①宅地造成とは、宅地以外の土地を宅地にすることをいい、宅地において行う土地の形質の変更は含まない。
答え
×
[ 解 説 ]
宅地造成とは、宅地以外の土地を宅地にするため又は宅地において行う土地の形質の変更において政令で定めるものをいう。
②高さが1mを超える崖を生ずることとなる盛土をする場合においては、崖の上端に続く地盤面には、特別の事情がない限り、その崖の反対方向に雨水その他の地表水が流れるように勾配を付ける。
答え
◯
③擁壁を設置しなければならない崖面に設ける擁壁には、壁面の面積の3m2以内ごとに少なくとも1個の水抜穴を設けなければならない。
答え
◯
[ 解 説 ]
壁面の面積の3m2以内ごとに少なくとも1個の水抜穴を設けなければならない。
④盛土する土地の面積が1,500m2を超える土地に排水施設を設置する場合は、所定の資格を有する者の設計によらなければならない。
答え
◯
宅地以外の土地を宅地にするため、土地の形質の変更を行う場合、「宅地造成規制法」上、宅地造成に該当するか(◯)、該当しないか( × )、判断せよ。
⑤切土をする土地の面積が300m2であって、切土をした土地の部分に高さ2.0mの崖を生ずるもの。
答え
×
[ 解 説 ]
切土であって、当該切土をした土地の部分に高さ2mを超える崖を生ずることとなるもの、切土又は盛土をする土地の面積が500m2を超えるものとあり、高さあるいは面積のどちらかが宅地造成に該当する。
⑥切土をする土地の面積が600m2であって、切土をした土地の部分に高さ1.0mの崖を生ずるもの。
⑦盛土をする土地の面積が600m2であって、盛土をした土地の部分に高さが1.0mの崖を生ずるもの。
答え
◯
⑧切土と盛土を同時にする土地の面積が300m2であって、盛土をした土地の部分に高さが1.0mの崖を生じ、かつ、切土及び盛土をした土地の部分に高さ2.5mの崖を生ずるもの。
答え
◯
【参考】その他の法令
●分流式の公共下水道に下水を流入させるために設ける排水設備は、「下水道法」に基づき、汚水と雨水とを分流して排除する構造としなければならない。
●「駐車場法」に基づき、自動車の駐車の用に供する部分の梁下の高さは、2.1m以上としなければならない。
●「水道法」に基づき、給水装置の配水管への取付口の位置は、他の給水装置の取付口から30㎝以上離さなければならない。
●工事用板囲を設け、継続して道路を使用しようとする場合は、「道路法」に基づき、道路管理者の許可を受けなければならない。