なお、7問題を超えて解答した場合、減点となりますから注意してください。
問題は四肢択一式です。正解と思う肢の番号を1つ選んでください。
答え
3
[ 解答解説 ]
1.◯
加硫ゴム系シート防水接着工法において、重ね幅は平場部の接合部は100mm以上、立上り部と平場部の接合部は150mm以上とする。(公共建築工事標準仕様書建築工事編9.4.4(6)(エ)(a))
2.◯
塩化ビニル樹脂系シート防水の接着工法において,シート相互の接合には、熱風融着または溶着剤により行う。
3.×
塩化ビニル樹脂系シート防水工法の接着仕様の場合、出隅角はシート施工後、成形役物を張り付け、その端部はシール材を用いて処理する。(JASS8)
4.◯
エチレン酢酸ビニル樹脂系シート相互の接合部は、原則として水上側のシートが水下側のシートの上になるように張り重ね、その平場部のシートの重ね幅は、幅方向、長手方向とも100mm以上とする。(JASS8)
答え
4
[ 解答解説 ]
1.◯
塗装溶融亜鉛めっき鋼板を用いた金属板葺の留付け用釘類は、溶融亜鉛めっき釘またはステンレス鋼釘とする。
2.◯
通し吊子はマーキングに合わせて平座金を付けたドリリングタッピンねじで下葺材、野地板を貫通させて母屋に固定する。(JASS12)
3.◯
横葺の葺板の継手位置は、目違い継ぎ、一文字継ぎ、廻し継ぎとし、直継ぎは行わない。
4.×
平葺きの葺板の周囲四辺には、はぜを付け、上はぜは15mm、下はぜは18mm程度とする。
答え
1
[ 解答解説 ]
1.×
出入口等の開口部の垂直方向の補強材は、上部ランナーが鋼製天井下地材に取り付けられる場合でも、上部は梁下、スラブ下に固定する。(建築工事監理指針)
2.◯
スタッドには、50形、65形、75形、90形、100形の種類がある。
それぞれの断面によって長さの制限がある。
① 50形:2,700 mm以下
② 65形:4,000 mm以下
③ 75形:4,000 mm以下
④ 90形:4,000 mm超〜4,500 mm以下
⑤ 100形:4,500 mm超~5,000 mm以下
3.◯
スペーサは、各スタッドの端部を押さえ,間隔600mm程度に留め付ける。(公共建築工事標準仕様書建築工事編14.5.4(4))
4.◯
スタッドがコンクリート壁に添え付く場合は、上下のランナに差し込み、打込みピンでコンクリート壁に固定する。
答え
3
[ 解答解説 ]
1.◯
プレキャストコンクリート面の下地調整は、合成樹脂エマルションシーラーを全面に塗りつける。ただし、仕上塗材の下塗材で代用する場合は、省略することができる。(公共建築工事標準仕様書建築工事編15.6.5(2)(イ))
2.◯
屋外に面するALCパネル面の下地調整は、仕上塗材の製造所の仕様により下地調整塗材C-1または下地調整塗材Eを全面に塗り付けて平滑にする。(公共建築工事標準仕様書建築工事編15.6.5(4))
3.×
主材の基層塗りは2回塗りとし、だれ、ピンホール、塗り残しのないよう下地を覆うように塗り付ける。主材基層の所要量は、1.7 kg/m2 以上とする。(公共建築工事標準仕様書建築工事編 表15.6.1その3)
4.◯
主材の模様塗りは,0.9kg/m2を1回塗りで、見本と同様の模様になるように塗り付け、ゆず肌状仕上げは、ローラー塗り工法により行う。(公共建築工事標準仕様書建築工事編 表15.6.1その3)
答え
2
[ 解答解説 ]
1.◯
充填モルタルに使用する砂の塩化物量は、NaCl換算0.04%(質量比)以下とする。海砂等を使用する場合は除塩する。(公共建築工事標準仕様書建築工事編 表15.6.3(6)、表15.3.3)
2.×
アンカーの位置は、開口部より 150mm内外を端とし、中間は500mm内外の間隔とする。アンカーと差し筋は最短距離で溶接する。(JASS16)
3.◯
水切りと下枠との取合いは,建具枠回りと同一のシーリング材を用いる。
4.◯
建具の組立てにおいて,隅部の突付け小ねじ締め部分は、漏水防止のためシーリング材またはシート状の止水材を使用する。
答え
4
[ 解答解説 ]
1.◯
アクリル樹脂系非水分散形塗料塗りの工程は、下塗り,中塗り,上塗りの順に同じ塗料を用い,塗付け量はそれぞれ0.10kg/m2とする。(JASS8)
2.◯
常温乾燥形ふっ素樹脂エナメル塗りは、塗料を素地に浸透させるために、下塗りはローラーブラシ塗りとする。
3.◯
2液形ポリウレタンエナメル塗りの中塗り後から上塗りまでの工程間隔時間は、準条件下においてを16時間以上7日以内とする。
4.×
合成樹脂エマルションペイントは、合成樹脂重合エマルションやラテックスをベースとして、着色顔料や体質顔料・補助剤・添加剤等を加えた水系塗料で、水による希釈が可能で、加水して塗料に流動性をもたせることができる。(JASS18)
答え
3
[ 解答解説 ]
1.◯
樹脂における主剤と硬化剤の1回の練混ぜ量は,通常30分以内に使い切れる量とする。夏季は硬化反応が早くなるので、これよりも短時間を設定することが望ましい。(JASS26)
2.◯
ウレタン樹脂は、硬化する時に少量のガスを発生することがあり、1回の塗厚があまり厚いと内部にガスを封じ込めて仕上り不良となるので、1回の塗布量は、2kg/m2(硬化物比重 1.0の場合で塗り付け厚さ 2mm)以下とし、これを超える場合が塗り回数を増やす。(建築工事監理指針)
3.×
エポキシ樹脂系塗床の流しのべ工法では、調合した流しのべ材を下地塗装面に金ごてなどで1〜3mm程度の厚みに塗布し、材料の自己流動性で、平滑な塗膜を得る工法である。(JASS26)
4.◯
プライマーの吸込みが激しく、膜厚を形成しな場合は,全体が硬化した後、吸い込みが止まるまで数回にわたって塗りつける。
答え
1
[ 解答解説 ]
1.×
作業者は吹付け作業中ワイヤーゲージ等を用いて随時厚みを測定する。吹付け厚さの許容誤差は 0 から +10mmとする。(建築工事監理指針)
2.◯
ウレタンフォームは自己接着性を有しているので、硬質ウレタンフォーム吹付け工法において、吹き付ける前にコンクリート面に接着剤を塗布する必要はない。
3.◯
押出法ポリスチレンフォーム張付け工法において,断熱材を張り付ける下地コンクリート面の不陸は3mm以下とする。数ミリメートル程度であれば、接着剤を厚くして調整するによっても調整できるが、これを超える場合は、グラインダーなどで平滑にすることで望ましい。(JASS24)
4.◯
押出法ポリスチレンフォーム打込み工法において、断熱材の継目にコンクリートがはみ出している場合は、一般には使用断熱材または簡易発泡硬質ウレタンフォームによりそのまま補修する。継目の幅が大きい場合は、Vカットした後に補修する。
答え
4
[ 解答解説 ]
外壁パネル工法の種別は、A種 縦張り工法(ロッキング方式)とB種 横張り工法(スライド方式)がある。本問題は、横張り工法に関する記述であるので注意する。
1.◯
パネル取付け金物(Zクリップ)及び自重受金物の防錆処理は、原則として電気亜鉛めっき、高湿度の環境となる部分に用い場合は、溶融亜鉛めっきとする。(JASS27)
2.◯
長辺の目地幅(横目地)は10mm以上、短辺の目地幅(縦目地)は15mm以上とする。(公共建築工事標準仕様書建築工事編 8.5.3(9))
3.◯
層間変形に対して、縦張り工法の場合はロッキング、横張り工法の場合はパネルのスライドにより変異を吸収する。また、横張り工法のパネル取付け金物(Zクリップ)は、パネル左右端部の下地鋼材に取り付ける。(JASS 27)
4.×
横張り工法のパネルは、パネル2〜3枚ごとに荷重受けが必要である。(建築工事監理指針)
答え
3
[ 解答解説 ]
1.◯
注入口付アンカーピンニングエポキシ樹脂注入タイル固定工法は、タイル陶片の浮きに適用する唯一の工法で、無振動ドリルの注入口付アンカーピンの開発によって可能になった工法である。タイルの中心に穿孔するので、小口タイル以上の大きさのタイルの浮きの補修に適した工法である。
2.◯
小口タイル張り仕上げにおいて、下地モルタルを含むタイル陶片の剥落欠損が発生しいる場合は、ポリマーセメントモルタルを用いたタイル張替え工法で改修する。
3.×
Uカットシール材充填工法は、コンクリートやモルタルなどのひび割れをダイヤモンドカッターなどでU字型にカッティングして弾性シーリング材等を充填する工法で、挙動しない1.0mmを超えるひび割れ、及び挙動する0.2mm以上1.0mm以下のひび割れに適用する。挙動のおそれのあるひび割れには可とう性エポキシ樹脂、軟質形エポキシ樹脂、ほとんど挙動しないひび割れには硬質形エポキシ樹脂を用いる。
4.◯
外壁コンクリート打放し仕上げにおいて、生じたひび割れの幅が0.2mm未満で挙動のおそれがない場合には、パテ状エポキシ樹脂を用いたシール工法で改修する。