一次検定 施工(仕上工事)内装 8-4 壁のせっこうボード張り

1級建築施工管理技士
学科対策 過去問題【 重要ポイント 】

4 施工(仕上工事)
8° 内装工事

8-4 壁のせっこうボード張り
下記の正誤を判断せよ。
①木製壁下地に釘打ちする際に、ボード厚の3倍程度の長さの釘を用いて、釘頭が平らになるまで打ち込んだ。

答え

  ◯

[ 解説 ]
軽量鉄骨下地にボードを直接張り付ける場合、ドリリングタッピンねじは、下地の裏面に10mm以上の余長の得られる長さのものを用いる。

②下張りボードへの上張りボードの張付けは、主に接着剤を用い、ステーブルを併用して張付けた。

答え

  ◯

[ 解説 ]
重ね張りとする場合、上張りは縦張りとし、水平方向には目地を設けず、下張りの継目と同じ位置にならないようにする。

(せっこう系接着材による直張り工法)
③下地のALCパネル面にはプライマー処理を行った。

答え

  ◯

④1回の接着材の塗付け面積は、張り付けるボード2枚分とした。

答え

  ×

[ 解説 ]
1回の接着剤の塗付けは、張り付けるボード1枚分とする

⑤ボード下端と床面との間にスペーサーを置き、床面から10mm程度浮かして張付けた。

答え

  ◯

⑥接着剤を塗りつける間隔は、ボードの周辺部より中央部付近を小さくした。

答え

  ×

[ 解説 ]
接着材の塗付け間隔は、ボード周辺部や力の掛かりやすい下部は中央部付近より小さくする

⑦一度に塗る接着材は、2時間以内に使い切れる量で計画した。

答え

  ×

[ 解説 ]
一度に練る接着材の量は、1時間に以内に使い切れる量とする

⑧鉄筋コンクリート造の薄い戸境壁の共振現象による遮音性の低下を避けるため、両面に同じ仕様でせっこうボードの直張りを行った。

答え

  ×

[ 解説 ]
共振現象による遮音性の低下を避けるため、厚さの違う同種材料の組合せや制振シートをボードにはさむ等の対策を講ずる

⑨接着材の盛り上げ高さは、接着するボードの仕上げり面までの高さとする。

答え

  ×

[ 解説 ]
接着材の盛上げ高さは、下地からボードの仕上げ高さまでの2倍とし、ボード裏面との接着面が直径120mm〜150mm得られるように押さえ付ける。

⑩外壁の室内面は、躯体に打ち込んだポリスチレンフォーム断熱材にプライマー処理をして、せっこうボードを張付けた。

答え

  ◯

【参考】せっこうボード張り

・洗面所のシージングせっこうボードには、切断面にもアクリルシーラー等を塗布する。

・せっこうボードを曲率の小さな下地に張る場合は、ボードの片面の紙に切れ目を入れて曲面にする。

・テーパーボードの継目処理で、グラスメッシュのジョイントテープを用いる場合、ジョイントコンパウンドの下塗りを省略できる。

一次検定 施工(仕上工事)その他の仕上 9-1 アスファルト防水改修工事

1級建築施工管理技士
学科対策 過去問題【 重要ポイント 】

4 施工(仕上工事)
9° その他の仕上工事

9-1 アスファルト防水改修工事
下記の正誤を判断せよ。
①既存の保護コンクリートの撤去は、ボンドブレーカーを使用し、仕上げや構造体に影響を与えないように行った。

答え

  ◯

②既存のアスファルト防水造の撤去は、けれん棒を使用し、下地に影響を与えないように行った。

答え

  ◯

③既存のアスファルト防水層の立上がり部は、劣化が少なかったが平場とともに撤去した。

答え

  ◯

④既存の露出アスファルト防水層の上に、露出アスファルト防水密着工法を行うので、既存防水層の表面の砂は可能な限り取り除き、清掃後、アスファルト系下地調整材を1.0kg/m2塗布した。

答え

  ◯

⑤既存のコンクリート保護層を撤去し、防水層を撤去したないで保護アスファルト防水密着工法を行うので、ルーフドレン周囲の既存防水層は、ルーフドレン端部から150mmまで四角形に撤去した。

答え

  ×

[ 解説 ]
既存コンクリート保護層を撤去し、防水層を撤去しないで保護アスファルト防水密着工法を行う場合、ルーフドレン周囲の防水層は、ルーフドレン端部から300mm程度まで、四角形に撤去する

⑥平場の既存の保護コンクリート等を残す工法において、二重ドレンを設けないので、ルーフドレン廻りの保護コンクリートもそのまま残した。

答え

  ×

[ 解説 ]
平場の既存保護層等を残し、二重ドレンを設けない場合は、ルーフドレン端部から500mm程度まで保護コンクリート等の既存保護層を四角形に撤去する

⑦既存のコンクリート保護層及び防水層を撤去して保護アスファルト防水絶縁工法を行うので、撤去後の下地コンクリート面の2mm未満のひび割れ部は、ゴムアスファルト系シール材で補修した。

答え

  ◯

[ 解説 ]
下地コンクリート面等のひび割れ部は、2mm未満の場合、ゴムアスファルト系シール材で補修し、2mm以上の場合は、Uカットの上、ポリウレタン系シール等を重点する。

⑧既存のコンクリート保護層の上に露出アスファルト防水絶縁工法を行う際、二重ドレンを設けないので、コンクリート保護層は、ルーフドレン端部から500mmまで四角形に撤去した。

答え

  ◯

[ 解説 ]

一次検定 施工(仕上工事)その他の仕上 9-2 内装改修工事

1級建築施工管理技士
学科対策 標準問題【 重要ポイント 】

4 施工(仕上工事)
9° その他の仕上工事

9-2 内装改修工事における
既存床仕上げ材の撤去及び下地処理
下記の正誤を判断せよ。
①ビニル床タイルは、ダイヤモンドカッターで切断し、スクレーパーにより他の仕上げ材に損傷を与えないように撤去した。

答え

  ×

[ 解説 ]
ビニル床タイル等は、ダイヤモンドカッターではなく、通常のカッターで切断し、スクレーパー等により他の仕上げに損傷を与えないように撤去する

②ビニル床シートの下地モルタルの浮き部分の撤去の際に用いるダイヤモンドカッターの刃の出は、モルタル厚さ以上とした。

答え

  ×

[ 解説 ]
下地モルタルの撤去は、ダイヤモンドカッター等で行うが、カッターの刃の出は、モルタル厚さ以下とし、健全部分と縁を切ってから行う

③下地面に残ったビニル床タイルの接着剤は、アスベストを含有していなかったのでディスクサンダーを用いて除去した。

答え

  ◯

④乾式工法のフローリング張り床材の除去は、丸のこで適切な寸法に切断し、ケレン棒ではがし取った。

答え

  ◯

⑤コンクリート下地の合成樹脂塗床材は、電動ケレン棒を使用し、コンクリート下地表面から 3mm程度の深さまで削り取った。

答え

  ◯

⑥新規仕上げが合成樹脂塗床なので、下地のコンクリート面の凹凸部の補修は、エポキシ樹脂モルタルで行った。

答え

  ◯

⑦既存合成樹脂塗床面に同じ塗床材を塗り重ねるので、接着性を高めるため、既存仕上げ材の表面を目荒しした。

答え

  ◯

⑧合成樹脂塗床の塗り替えにおいて、下地面に油が付着していたので、油潤面用のプライマーを用いた。

答え

  ◯

⑨磁器質床タイルは、張替え部をダイヤモンドカッターで縁切りをし、タイル片を電動はつり器具により周囲を損傷しないように撤去した。

答え

  ◯

【参考】住宅のユニット工事

・システムキッチンのシンクの排水性を確認する排水性試験は、溜めた20リットルの水が60秒以内に排水できる性能があるかどうかを調べる。

・システムキッチンのウォールキャビネットは、取付け後におもり等を載せ一定期間放置し、取付け部に変形や緩みが生じないことを確認する。
( 10㎝当たり 0.25kgのおもりをほぼ等分布に載せて放置し、24時間後に確認する。)

・高層の共同住宅において、浴室ユニットの組立ては、フルキュービクル方式やフルセミキュービクル方式を用いるので、先行搬入し、その後に壁軸組みを完成させる。

・洗面化粧台ユニットの化粧キャビネットを軽量鉄骨下地組のボード壁に取り付けるためには、下地補強用の胴縁やボードアンカーの使用等によって取付け強度を確保する。

一次検定 施工(仕上工事)その他の仕上 9-3 RC造の外壁仕上 改修工事

学科対策 標準問題【 重要ポイント 】
4 施工(仕上工事)

9° その他の仕上工事
9-3 RC造の外壁仕上 改修工事
下記の正誤を判断せよ。

①タイル張りの外壁において、漏水がなく、浮きも見られず、単にタイル表面のひび割れ幅が 0.3mmだったので、美観上該当タイルをはつって除去し、タイル部分張替え工法で改修した。

答え

  ◯

②タイル張り外壁において、1箇所当たりの下地モルタルと下地コンクリートとの浮き面積が 0.2m2だったので、アンカーピンニング部分エポキシ樹脂注入工法で改修した。

答え

  ◯

③コンクリート打放し仕上げの外壁において、コンクリート表面に生じた幅 0.3mmの挙動のおそれのあるひび割れは、硬質形エポキシ樹脂を用いた樹脂注入工法で改修した。

答え

  ×

[ 解説 ]
外壁のコンクリート打放し仕上げのひび割れ部の改修工法は、次表による。 0.3mmで挙動のおそれのあるひび割れは、Uカットシール材充填工法又は軟質系エポキシ樹脂を用いた樹脂注入工法を用いる

④コンクリート打放し仕上げの外壁において、コンクリート表面のはく落が比較的浅い欠損部分は、ポリマーセメントモルタルを充填し、全面を複層仕上塗材塗りで改修した。

答え

  ◯

(圧着張り工法を用いた二丁掛けタイルの改修)
⑤下地コンクリートの生じたひび割れ幅が 0.2mm以上 1.0mm以下だったので、エポキシ樹脂注入工法で下地コンクリートを改修し、周囲のタイルは張り替えた。

答え

  ◯

⑥漏水がなく、浮きも見られず、単にタイル表面のひび割れ幅が 0.3mmだったので、美観上該当タイルははつって除去し、部分張替え工法で改修した。

答え

  ◯

⑦タイルと下地モルタルとの間で、1箇所が 0.2m2程度の浮きが発生していたので、注入口付アンカーピンニングエポキシ樹脂注入タイル工程方法で改修した。

答え

  ◯

⑧下地モルタルと下地コンクリートの間で、1箇所が 4m2程度の浮きが発生していたので、アンカーピンニング部分エポキシ樹脂注入工法で改修した。

答え

  ×

[ 解説 ]
アンカーピンニング部分エポキシ樹脂注入工法は、1箇所 0.25m2未満の構造体コンクリートと下地モルタル間の浮きの場合に行う固定方法である。

【参考】外壁に用いる押出成形セメント板の一般的な取付け方法

・縦張り工法のパネルの目地幅は、縦目地よりも横目地の方を大きくする。

・横張り工法のパネルの取付け金物(Zクリップ)は、取付けボルトが取付け金物のルーズホールの中心に位置するように取り付ける。

・縦張り工法のパネルの取付け金物(Zクリップ)は、パネルがロッキングできるように正確、かつ堅固に取り付ける。

・横張り工法のパネルは、積上げ枚数3枚以下ごとに構造体に固定した自重受け金物で受ける。