1級建築施工管理技士 屋根工事 メンテナンス動線の確保

建築品質 屋根  roof


022)屋根のメンテナンス動線を確保する

屋根の樋や屋上・塔屋のルーフドレン等のメンテナンスのために、はしごを掛けて登れる場合は良いが、そうでない場合は点検口やタラップなどが必要である。

1.点検が必要な所へ、容易に行くことができること

点検頻度が多い場合や、点検時に何回も昇り降りがあったり、道具などをもって点検に行く場合は鉄骨階段がのぞましい。そんなに頻繁に使用しない場合はタラップでも良い。高所作業車が近寄れるとき、または容易に足場が組めるときはタラップは不要であるが、点検したいときに必ず行けるようにしたい。

2.点検用タラップは安全に昇降できること

タラップを使う頻度が少なくても、
①昇りやすく、降りやすいタラップにする。
②高所に上るタラップ(高さ5m以上のタラップ)には、3mから上に安全囲いを設ける。最上部は安全手すりを設ける。
③長期にわたって安全なように、ステンレス製または溶融亜鉛めっきとする。鉄骨造の場合はタラップ取付け用支柱を設け、それから外壁貫通でブラケットを出してボルト止めとする。外壁貫通部はできるだけ少なくする。RC造の場合はSUSアンカーボルトを先付けし(後付けアンカー不可)、それにタラップを取り付ける。

3.屋上点検口は屋上へ昇りやすく

屋上に昇る点検口は蓋の開閉が片手作業になるため、開閉を容易にする把手を設ける。また、防犯・管理用に施錠できようにする。

4.勾配屋根でのメンテナンス作業の安全確保に配慮する

勾配屋根においては屋根上でのメンテナンス作業が安全に行えるように命綱などを掛けることができるように、安全バーや安全フックなどを用意する。



1級建築施工管理技士 地下躯体工事 地下水対策

建築品質 地下躯体


023)地下躯体は地下水対策を

地下外壁は施工時の止水セパレーターまわりや打継ぎ部などから侵入する。地下のオープンカット工法などで掘削する場合は外防水が可能であるが、市街地では外防水は困難な場合が多い。半地下の建物で常水面が低くても、梅雨時など雨が続くと雨水が侵入する。地下は水の中と考えて、対策する必要がある。

1.地下外壁周囲に排水側溝と二重壁を設ける

地下外壁から地下水が入ることを前提に、排水側溝を設け、二重壁とする。側溝の排水口は柱間(スパン)に2ヶ所設け、地下ピットへ排水する。排水口は室内側から点検できるように点検口を設ける。
地下外壁だけでなく柱からも侵入することがあるため、柱まわりも二重壁とする。地下水位が低く、駐車場用途などの場合は側溝だけを設けて、二重壁の省略を検討してもよい。

2.底盤からも湧水が侵入する。

地下外壁と同じように底盤から湧水が侵入することもある。地下ピットを設け、湧水を集水ピットに集め、ポンプアップで排水する。基礎梁には連結管と通気管を設ける。底盤に勾配を設けたり、側溝を設けると躯体量が大幅に増えるため、通常はフラットとし、押し水でピットに集めることが多い。

3.湧水処理層は居室以外で計画する

底盤の上部に湧水処理層を設けて、二重床にし、湧水対策とすることもできる。湧水処理層を設ける時は、底盤に水勾配を設け、集水ピットに水を集めて排水する。集水ピットは点検口を設けていつでも点検ができるようにしたい。
地下水位より低いと常時湧水が流れ、エフロレッセンスなどで将来詰まったり、上部床に染み出すことも想定されるので、湧水処理層を採用するのは駐車場用途など居室以外とするほうが望ましい。

1級建築施工管理技士 地下躯体工事 地下ピット水槽の防水と点検

建築品質 地下躯体


024) 地下ピット水槽の防水と点検

地下ピット(基礎梁で囲われた床下の空間)は湧水槽だけでなく、雨水貯留槽、消火水槽、汚水槽、雑排水槽、中水処理槽などに利用される。火災発生時に消火水槽に水が無かったら一大事である。汚水が漏れても困る。汚水槽や雑排水槽では、槽の中で発生する硫化水素ガスなどによって、ピットの天井面のコンクリート躯体が侵される。これらを防ぐために適切な防水が必要である。

1.各水槽にとって最適な防水仕様を採用する

消火水槽、雨水貯留槽はポリマーセメント系塗膜防水(水反応閉鎖型)とする。汚水槽はエポキシ系塗膜防水を床、壁、天井の6面に施す。雑排水槽は排水する水質を確認し、防水仕様を決定する必要がある。蓄熱槽は断熱性を確保するため、アスファルト防水 + 断熱材 + 押えコンが必要である。

2.地下ピットの点検口は多めに設ける

地下階がある建物では全面がピットになっていることが多い。このピットの点検に入れるように床点検口を設ける。床点検口はメンテナンスのしやすさとピット内で迷わないために最低3スパンに1ヶ所は設けたい。床点検口から降りるタラップと基礎梁には人が通る人通孔(通常は径 600mm:構造設計者と協議)を設ける。タラップは後付けのはしごではなく、SUS製のものを躯体に打ち込まなければならない。人通孔も基礎梁の幅が広くて通りにくい時はつかみ金物を打ち込んでおくなどの配慮も必要である。
床点検口は化粧床タイプ、防臭タイプ、耐荷重タイプ、防犯施錠タイプなどがあり、用途に適したものを採用する。

3.地下ピットがなくても配管のメンテナンスを可能にしておく

地下のない建物でも便所や厨房などの配管のための地下ピットまたはトレンチが必要であり、メンテナンスのため床点検口を設ける。よく配管後に土を埋め戻して、床を施工する設計を見かけるが、配管の改修などの場合に土間を壊すことになる。少なくとも建物内の土間下は、配管の取替えができるように配管ピットを設けたい。

1級建築施工管理技士 地下躯体 EVピットの湧水対策

建築品質 地下躯体


025)エレベーターピットの湧水対策

エレベーターピットに湧水(地下水)が溜まって、頻繁に点検しなければならなくなる事例がある。地下水位を確認し、ピットの方が深い場合は湧水対策を考慮しなければならない。地下水位が年間で上下する場合は、上位でみる必要がある。

1.エレベーターピットの湧水対策

エレベーターピット(EVピット)内部には排水口を設けることができないため、EVピットの湧水はエレベーターの定期点検時に手で汲み出すことになっている。湧水が多いところでは定期点検では間に合わず、頻繁に点検しなければならない場合もあり、EV管理に支障をきたしている。一般にはEVピット内部は塗膜防水をしているが、外側からの水圧に対して防水効果は少なく、湧水対策は計画段階で考慮しておく必要がある。
対策は次のことが考えられる。

①地下水位が高いEVピットの地下外壁側は二重壁とする。
②EVピットの底盤は湧水処理層を挟んだ二重床とすると安心である。地下外壁の水もここへ導く。
③EVピットの周囲の底盤をEVピットより深くして、湧水ピットを設ける。

2.エレベーターピットと他の水槽は空ピットを介して

湧水対策だけでなく、隣接した水槽からの湧水がないようにしなければならない。消火水槽や汚水槽などの水槽類をEVピットと隣接させないように配置を検討する。どうしても近接して配置する必要がある場合はEVピットと水槽の間に空ピットを設ける。
これに関連して、汚水槽の周囲も空ピットにして、点検できるようにするのが衛生上望ましい。

1級建築施工管理技士 RC造 打継ぎ部の防水

建築品質 鉄筋コンクリート造


026)コンクリート打継ぎの防水対策

コンクリート造は基本的に1層(階)ごとにコンクリートを打設して構築される。そこで1層ごとに打継ぎ部が存在する。また、規模の大きな建物では平面で工区を分けて施工することもあり、垂直の打継ぎも発生する。地下躯体や外壁の打継ぎ部は水が侵入する原因となる。雨水を侵入させないように打継ぎ部の処理を確実にしたい。

1.地下躯体の打継ぎ部は止水材を打込む

地下外壁の打継ぎ部で外防水やシールすることができない場合、打継ぎ部に生コンクリートと反応して止水する反応接着型ブチルゴム止水板(スパンシールなど)を設置する。( B部詳細 )

コンクリート躯体の打継ぎ


打継ぎ部詳細

2.1階足元の打継ぎ位置は幅木天端に合わせる

1階外壁足元の打継ぎ位置は外部幅木の高さに合わせて設けると良い。

3.1階床が土間の時は打継ぎ

1階床が土間の時は打継ぎを地中にして、塗膜防水をする。基礎梁や壁、土間のコンクリート強度が異なる場合もあるので、基礎梁天端で壁と打継ぎ、塗膜防水をする。建物周囲に砂利などを敷いて排水を良くすると防湿効果もある。

4.地上階の打継ぎ部は止水を確実にする
地上階外壁の打継ぎ部は、シールで止水することになるが、さらに打継ぎ面に外勾配を設けて水が入りにくくしておく。( A部詳細 )

1級建築施工管理技士 RC造工事 ひび割れ誘発目地

建築品質 鉄筋コンクリート造


027)壁のひび割れは漏水につながる

コンクリートはセメントと水との水和反応で硬化してできる水硬性の物質である。硬化する段階で乾燥収縮し、ひび割れ(クラック)が発生する。ひび割れしやすさはコンクリートの水セメント比や鉄筋量などで変わってくるが、ひび割れは必ず発生する。外壁ではそのひび割れが漏水の原因になり、鉄筋が錆びて、躯体の劣化につながる。
そこでひび割れをあらかじめ想定した目地に集中して発生させ、他の部分にひび割れが発生しないように「ひびわれ誘発目地」を設ける。
ひび割れ誘発目地の使用は構造設計図に特記されているが、そうでない場合は工事監理者に構造設計者と協議してその仕様を決めてもらう。
尚、壁式構造では一般的に誘発目地を設けない。

1.ひび割れ誘発目地の位置はデザインする

設計者は、ひび割れ誘発目地の位置を、柱際から900mm以内に、壁は3~4mごとに設けることが望ましい。また、開口部の四隅はひび割れが入りやすいので鉄筋で開口補強を確実にしたいが、補強では無理があると考えられる場合は、開口際にひび割れ誘発目地を設けるようにしたい。


ひび割れ誘発目地

2.ひび割れ誘発目地の深さは壁厚の1/5~1/4程度とする

ひび割れ誘発目地に確実にひびが入るようにするには、外部と内部の目地深さの合計を、壁厚の1/5~1/4程度とする。壁が厚い場合は目地だけでは厚さの確保が難しいので、壁内に縁切りのための型鋼など入れる。
目地部分で鉄筋のかぶり厚さを確保することは言うまでもない。

3.ひび割れは外壁だけではない

ひび割れは外壁だけに起こるのではない。バルコニーのようなはね出しスラブ、パラペット、擁壁、腰壁などにも同様にひび割れ誘発目地を設ける必要がある。

1級建築施工管理技士 RC造工事 構造スリット

建築品質 鉄筋コンクリート造


028)構造スリットは漏水に注意する

阪神淡路大震災において、RCラーメン構造の建物が多く損傷した。腰壁によって柱が短柱となり崩壊したものが多い。このため、RCラーメン構造として耐震設計するとき、柱が腰壁等により拘束されないように、柱や梁の際に隙間を設けることが多い。これを構造スリット(または耐震スリット)という。柱際の構造スリットは鉛直スリット、梁際の構造スリットは水平スリットという。この構造スリットが外壁にある場合は漏水の原因にもなるケースがある。

1.構造スリットの幅を確保する

構造スリットの幅は躯体の大地震時の変位量と同じだけ必要である。通常大地震時の変位角は1/100であるから、階高3.5mの時、鉛直スリット幅は3,500mm/100 = 35mmとなる。水平スリットは躯体の面内変形と面外変形に対して、梁と壁の縁が切れていれば良いので、実際には施工できる幅として25mm程度としている。この構造スリットの幅は構造設計図に明記されてるので、必ず確認する。

2.外壁の構造スリットから漏水させない

外壁の構造スリットには止水性と耐火性が求められる。止水は外部側を二重シールとし、内部側も必ずシールをする。特に水平スリットは水返しの段差を設ける納まりにする。耐火性に関してはロックウール(岩綿)を密実に充填する。中地震でも変位が発生するため、シールは切れやすく、定期的なシールのメンテナンスも必要である。

3.水平スリットは防水立上りの上に設ける

屋上防水と取り合う外壁の場合、防水が変位によって切れないように立上りまでを一体としたい。できればあごの上部に水平スリットを設ける。この場合あらかじめ構造設計との調整が必要である。内部の厨房や浴室の壁に水平スリットが設けられている場合も同じで、防水の立上りの上に水平スリットを設ける。

4.構造スリットの施工精度確保が重要

鉛直スリットは柱・壁のコンクリート打設時の側圧が均等にかからないと片寄りやすい。補修や手直しができない箇所なので施工管理が重要である。

1級建築施工管理技士 RC造工事 鉄筋のかぶり

建築品質 鉄筋コンクリート造


029)鉄筋のかぶり不足は建築基準法違反

鉄筋コンクリート造の鉄筋はコンクリートのアルカリで保護されている。コンクリートは空気中の炭酸ガスなどで次第に中性化されていく。中性化が進行すると微細なクラックなどから雨水が侵入し、鉄筋が錆びはじめ、やがてはコンクリートを押し出し破壊する。鉄筋のかぶり厚さはコンクリート造の寿命を左右する重要なポイントである。

1.鉄筋のかぶり厚さ確保の基準は建築基準法

かぶり厚さとは最も外側にある鉄筋の表面から、コンクリート端部までの最短距離を言い、建築基準法施行令第79条によって定められている。

2.目地底のかぶり厚さを確保する

打継ぎ目地やひび割れ誘発目地の目地底から最小かぶり厚さを確保する。目地部のシールは耐久性がないため、仕上げなしと考える。また、防水のための切欠き部などでも必要かぶり厚さは確保しなければならない。

3.施工誤差を見込んだかぶり厚さを設計かぶりとする

鉄筋のかぶり厚さを確実に確保するためには、施工誤差10mmをあらかじめ見込んだ設計かぶり厚さを確保することが必要である。

4.仕上げありとは中性化に対して有効な仕上げであること

かぶり厚さにおける仕上げありとはコンクリートに石やタイルを張る、モルタルを塗るなどでコンクリートを保護し中性化を防ぐために有効な仕上げがあることをいう。
公共建築工事標準仕様書(建築工事編)によると、仕上塗材や塗装は仕上げがないのと同じ扱いになる。仕上げなしの場合は、10mm以上の増打ちが必要である。

5.柱及び梁の主筋にD29以上を使用し仕上げなしのケース

主筋のかぶり厚さは鉄筋径の1.5倍以上を確保する。

1級建築施工管理技士 RC造工事 コンクリートの打設

建築品質 鉄筋コンクリート造


030)コンクリートは密実に打つ

鉄筋コンクリート造は鉄筋とコンクリートの線膨張率が同じなので一体化することができる。鉄筋コンクリートは鉄筋の曲げ強さとコンクリートの圧縮強さを活かしたハイブリッド構造である。したがって、鉄筋のまわりに隙間なくコンクリートを充填すること、すなわち、コンクリートを密実に打つことが最も重要である。

1.コンクリートが入りやすい大きな断面にする

設計者は、コンクリートがスムーズに流れて入りやすい断面や型枠形状を設計するのが望ましい。薄い断面や小さな断面では、骨材が途中で止まって空隙ができる。
塞ぎ型枠は空気が逃げずに溜まることがあり、空気抜きなども必要である。

2.無筋のコンクリート部分をつくらない

どうしても部分的に小さな断面にする時、かぶり厚がとれないからと無筋にすると引張強度がなく、ひび割れしやすい。かぶり厚が確保できないときは、防錆鉄筋やメッシュ筋を入れる。SUS筋は膨張率が大きいので望ましくはない。

3.型枠の脱型しやすい断面にする

型枠脱型時にコンクリート躯体に力がかかって、ひび割れを発生させてはならない。脱型時はコンクリート強度も十分出ていないケースがある。脱型時に躯体に力がかからないような型枠断面にしなければならない。

4.鉄筋の間隔を確保する

鉄筋の間隔が狭いと骨材が詰まり、コンクリートが均一に打設できないばかりでなく、鉄筋とコンクリートの一体化が図れない。特に柱と梁が交わる部分などは鉄筋施工図で検討し、鉄筋の間隔をしっかり管理することが重要である。

5.コンクリートの施工管理が重要

コンクリートが鉄筋の間を流れるように隙間なく充填されるには、骨材の大きさやスランプ値などの設定が適切でなければならない。もちろんコンクリート打設時の入念な施工と管理が重要であるのは言うまでもない。バイブレーターのかかすぎや高所からの落下打ちは、骨材の分離やジャンカの原因になるので禁物である。

1級建築施工管理技士 RC造工事 化粧打ち放しコンクリート

建築品質 鉄筋コンクリート造


031)化粧打ち放しコンクリート

化粧打ち放しコンクリートでは型枠の状態がそのまま仕上げになるため、型枠工事の施工管理が重要になる。施工者は工事着手前に施工計画書を作成、施工図に反映し、型枠やコンクリート工事の関係者と綿密に打合せする必要がある。

1.設計意図・意匠をモックアップで確認

合板型枠や杉板型枠など型枠材料を確認する。杉板の時は木目出しの程度など設計意図を詳細に確認し、そのうえでモックアップを作成する。この場合実際に納入するプラントでつくったコンクリートを使い、コンクリートの色相も含めて確認することが大事である。
浸透型撥水材の塗布などの打ち放しコンクリートの仕上げ材は、最初のモックアップ段階で確認する。実際の施工段階では、躯体の感想が大事であり、吸い込みの違いによる色ムラの発生などにも注意が必要である。

2.型枠の割り付けやセパレーター等の割り付けを確認

セパレーター等は鉄筋との関係やセパレーターが交差する部分の段差などが調整できていることを確認する。

3.型枠のジョイント部、出隅・入隅部は止水型枠にする

型枠の出隅からコンクリートの水分が出ると、砂だけが出隅に残り、シャープな出隅ができない。桟木を控えてパッキンを挟むなどの工夫をする。

4.サッシや金物、および設備機器の納まりを確認

コンクリート図の承認は、建具や打込み金物の施工図やコンクリートに関連する設備機器の承諾とほぼ同時になされなければならない。設備器具の取り付け部もあらかじめ欠き込みを設けるなど、納まりをデザインするほうがよい。

5.打設後の養生と補修も重要

上階のコンクリート打設時に下階のきれいに打ち上がったコンクリートが汚されることもある。打設後の下階の躯体の養生も大事である。補修が必要ない美しいコンクリートを打つことが基本であるが、万が一に備えて補修の要領も検討しておく。