1級建築施工管理技士 過去問題 H29 実地2

平成29年度 1級建築施工管理技術検定 実地 問題2


問題2

建築工事における次の 1.から 3.の仮設物について、設置計画の作成に当たり、留意又は検討すべき事項をそれぞれ 2 つ具体的に記述しなさい。
ただし、解答はそれぞれ異なる内容の記述とし、申請手続、届出及び運用管理に関する記述は除くものとする。また、使用資機材に不良品はないものとする。

1. つり足場
2. 起伏式(ジブ)タワークレーン
3. 仮設ゴンドラ

解答試案と分析

各設置計画の作成にあたり、留意または検討すべき事項としては、以下のもの等がある。これらを参考に具体的に記述する。

1. つり足場
(記述例)
①つり足場の作業床は、幅40㎝以上とし、かつ、工具や材料の落下防止のため、すき間がないように計画する。

②作業床の高さが、鉄骨工事ボルト締め等の作業に適した高さとなるように、つりチェーンの長さを選定する。

③積載荷重は作業床に対して1.47 kN/m2(150kg/m2)程度と計画する。

(解説)
・つり足場上の作業に必要な人員、資材等の荷重に対して、十分な強度を有する計画とする。
・墜落災害防止対策として、手すり、中桟等を設け、落下防止ネットを張る計画とする。

2. 起伏式(ジブ)タワークレーン
(記述例)
①鉄骨建方等の作業において、ジブ等が作業上やむを得ず敷地境界に接近、または越境する可能性がある場合には、その関係者と事前協議し、必要な防護措置を行う計画とする。

②クレーンの選定にあたっては、立地条件や施工条件及び機械の種類・能力を十分考慮した安全なものを計画する。

③クレーンは、その能力を超えて使用してはならないため、揚重条件を把握したうえでしっかりと荷重計画を行う。

3. 仮設ゴンドラ
(記述例)
①ゴンドラを設置するための突りょうは、取り付ける位置と形状に適したものとし、十分な強度を確保できるものとする。

②定格速度は、ゴンドラの作業床に積載荷重に相当する荷重のものをのせて上昇させる場合の最高の速度をいう。

③ゴンドラの選定及び設置位置については、ゴンドラ作業の内容を十分把握・検討し、作業内容に最適な計画とする。

(解説)
・ゴンドラを使用して作業を行う場所については、当該作業を安全に行うため必要な照度を確保する計画とする。