1級建築施工管理技士 過去問題 H28 実地5

平成28年度 1級建築施工管理技術検定 実地 問題5


問題5

市街地での事務所ビルの建設工事における右に示す工程表に関し、次の 1.から 3.の問いに答えなさい。なお、解答の旬日は、上旬、中旬、下旬で記述しなさい。

[ 工事概要 ]

用   途:事務所
構造・規模:鉄骨造 地上5階、地下1階
延べ面積 3,200 m2
ただし、地下1階は
鉄骨鉄筋コンクリート造とする
基   礎:直接基礎(べた基礎)
山 留 め:ソイルセメント壁水平切梁工法とし、
応力材の鋼材は引き抜かない。
山留め壁は、
地下外周壁の外型枠として兼用する。
揚   重:鉄骨建方
及び PC カーテンウォールの取付けは、
クライミング式ジブクレーンで行う。
外部仕上げ:屋根はアスファルト防水のうえ、
保護コンクリート直均し仕上げ、
外壁のうち2面はスパンドレル方式の
50 角モザイクタイル打込み
PC カーテンウォ ール、
他の2面は工場で仕上げ済みの
ALC パネルとする。

1. 工程表中の鉄骨工事のA及び内装工事のBに該当する作業名をあげなさい。

2. 作業の終了日が工程上最も不適当な作業名を工程表の中より選び、適当な工程となるように、その終了日を月次と旬日で定めなさい。

3. 建具工事における 2~5 F外部建具取付けの作業工程は、未記入となっている。適当な工程と なるように、その作業の開始日及び終了日の期日を月次と旬日で定めなさい。

解答

1.A及びBに該当する作業名
A:アンカーボルト設置
B:床仕上がり張り

2.最も不適当な作業名及び終了日
作業名:クライミング式ジブクレーン
終了日:8月中旬

3.2〜5F 外部建具取付けの作業工程日
開始日:7月下旬
終了日:8月中旬

(解説)
1.

A
について(鉄骨工事)
鉄骨造の建築物であれば耐圧盤のコンクリートの打設後、地中梁・B1F床配筋の前にアンカーボルトを設置する必要がある。したがって、Aは「アンカーボルト設置」である。

Bについて(内装工事)
Bは、塗装仕上げや内部壁紙張りを追いかけての作業であり、内装工事の最終工程である。床仕上げ張りは汚損防止の観点から内装工事の最終工程とし、完了検査前に終了すればよい。したがって、Bは「床仕上げ張り」である。

2.(仮設工事)
出題文に、鉄骨建方及びPCカーテンウォールの取付けはクライミング式ジブクレーンで施工する。とあることから、クライミング式ジブクレーンの解体日は、PCカーテンウォール取付けが終了した後となる。PCカーテンウォール取付けは8月中旬に終了しており、また、揚重機開口閉鎖が8月中旬〜下旬であることから、クライミング式ジブクレーンの終了日(解体日)は、8月中旬となる。

3.(建具工事)
外部建具は外壁のALCパネル取付け、PCカーテンウォール取付けが終了した部分から、その作業を追いかけての作業となる。ALCパネル取付け、PCカーテンウォール取付けは7月中旬、2〜5F ガラス取付けが 8月中旬に開始しており、開始日は7月下旬(8月上旬)が好ましい。また、2〜5Fガラス取付けが8月下旬に終了していることから、その前には終了している必要があり、終了日は8月中旬(下旬の場合ガラス取付けより早い時期)となる。