1級建築施工管理技士 過去問題 H23 実地4

平成23年度 1級建築施工管理技術検定 実地 問題4

問題4
次の 1.から 8.の各記述において、記述ごとの1から3の下線部の語句のうち最も不適当 な箇所番号を 1 つあげ、適当な語句を記入しなさい。

1. シーリング工事におけるバックアップ材は、特に①ワーキングジョイントに充填されるシーリング材の機能を十分に発揮させ、長期間の耐久性を維持するため、目地に装填する成型材料である。
バックアップ材は、シーリング材を目地構成材と相対する②2面のみに接着させて、長期間の繰返しムーブメントに対する追従性を確保するほか、シーリング材の③目地幅を確保する役割を担う。

解答例


 ③ 目地深さ

(解説) バックアップ材は、シーリング材が目地構成材と相対する2面のみに接着し、底部には接着しないようにして、長期の繰り返しムーブメントに対する追従性を確保する。また、シーリング材の目地深さを調整し、一定の目地深さを確保する。(JASS8)

2. 陶磁器質タイル張りにおいて、まぐさ、庇先端下部など剥落の恐れが大きい箇所に①小口タイル以上の大きさのタイルを張る場合、剥落防止用引金物として、径が 0.6 mm 以上の②なまし鉄線をタイルに取り付け、引金物を張付けモルタルに塗り込む。なお、張り付け後は、必要に応じて受木 を添えて③24時間以上支持する。

解答例


② なましステンレス鋼線

(解説) まぐさ及び庇先端下部に小口タイル以上の大きさのタイルを張り付ける場合は、径が 0.6mm以上のなましステンレス鋼線をモルタルに塗り込み、必要に応じて、受け木を添えて24時間以上支持する。(建築工事管理指針)

3. 鋼板製屋根用折板葺きにおいて、タイトフレームは、受け梁に①アーク溶接で取り付ける。
溶接は、タイトフレームの底部両側を②部分溶込み溶接とし、溶接サイズは、タイトフレームの板厚と同寸法とする。また、溶接後は③スラグを除去し、溶接部分及びその周辺に防処置を行う。

解答例


 ② 隅肉

(解説) タイトフレームの溶接は、タイトフレームの立上り部分の縁から10mm残し、底部両側に隅肉溶接する。溶接サイズはタイトフレームの板厚と同寸法とする。(JASS12)

4. 仕上げ材の下地となるセメントモルタル塗りの表面状態は、金ごて仕上げ、木ごて仕上げ、①吹付け仕上げ及びくし目引きがあり、その上に施工する仕上げ材の種類に応じて適用が異なる。
金ごて仕上げは、一般塗装下地、壁紙張り下地、防水下地の仕上げとして、③木ごて仕上げは、内装接着剤張り以外のタイル張り下地の仕上げとして適用できる。

解答例


① はけ引き

(解説) 仕上げ材の下地となるセメントモルタル塗りの表面状態には、金ごて仕上げ、木ごて仕上げ、はけ引き仕上げ及びくし目引きがある。(JASS15)

5. 塗装工事における研磨紙ずりは、素地の汚れやさび、下地に付着している塵埃を取り除いて素地や下地を①粗面にし、かつ、次工程で適用する塗装材料の②付着性を確保するための足掛かりをつくり、仕上がりを良くするために行う。
研磨紙ずりは、下層塗膜及びパテが十分③乾燥した後に行い、塗膜を過度に研がないようにする。

解答例


① 平滑

(解説) 研磨紙ずりは、素地の汚れや錆、下地に付着している塵埃を取り除いて素地や下地面を平滑にし、かつ次工程で適用する塗装材料の付着性を確保するための足がかりをつくり、仕上がりをよくするために行う。(JASS18)

6. タイルカーペットを事務室用フリーアクセスフロア下地に施工する場合、床パネル相互間の段差とすき間を ①1 mm以下に調整した後、床パネルの目地とタイルカーペットの目地を②100mm 程度ずらして割付けを行う。
カーペットの張り付けは、粘着はく離形の接着剤を③カーペット裏全面に塗布し、適切なオープンタイムをとり、圧着しながら行う。

解答例


③ カーペット下地

(解説) カーペットの張付けは、粘着はく離形の接着剤をカーペット下地全面に平均的に塗布し、接着剤が乾燥し十分粘着性が出た後、すき間なく張り付ける。(公共建築工事標準仕様書)

7. 軽量鉄骨壁下地の施工において、軽量鉄骨天井下地にランナーを取り付ける場合、ランナーと天井下地材の野縁が直角の場合には、ランナーを①野縁受けに、各々間隔 900 mm 程度にタッピンねじの類又は②溶接で固定する。また、ランナーを上部鉄骨梁に取り付ける場合は、③先付け金物を梁に溶接しておき、梁の耐火被覆等の終了後にランナーを取り付ける。

解答例


① 野縁

(解説) ランナーと天井下地材の野縁が直角の場合は、ランナーを野縁に、ランナーと野縁が平行な場合は、ランナーを野縁受けに、各々間隔900mm程度にタッピンねじの類または溶接で固定する。(JASS26)

8. コンクリート打放し仕上げ外壁のひび割れ部の改修における樹脂注入工法は、外壁のひび割れ幅が 0.2 mm 以上①1.0mm 以下の場合に主に適用され、シール工法やUカットシール材充填工法に比べ②耐久性が期待できる工法である。
挙動のあるひび割れ部の注入に用いるエポキシ樹脂の種類は、軟質形とし、粘性による区分が③高粘度形又は中粘度形とする。

解答例


③ 低粘度

(解説) 注入するエポキシ樹脂の種類は、低粘度形と中粘度形をひび割れの状況に応じて使い分ける。一般に、0.5mm未満のひび割れは低粘度形を用い、0.5mm以上は中粘度形を使用する。(建築改修工事監理指針)

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